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ブルーベリージュース 第2弾

2014.09.02 (火)

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晩生の品種が熟れ始めて、あまりの大量に生食は追いつきません。ということで、またまたジュースに挑戦です。

手順等はすべて前回と同じです。摘み取った量は1.5kgあり多いです。潰した時点で糖度を測ると5.5%。生食してもイマイチなのはこの甘さ不足なのでしょう。こうなると加工が最適です。

砂糖と蜂蜜の量を増やして450gほどに。それでも仕上がり糖度は20%ですから、2倍に薄めるとほんのりとした甘みです。控えめな量が体にはいいでしょう。冷やしすぎないようにすれば甘みは確保できます。後は好みで薄める水の量を加減すれば対応できます。

糖度の低さは様々な原因が絡むので何が影響したかは断定できません。一番は8月の日照不足でしょう。例年ならネットを片付けているのですが、9月になっても収穫が続いています。もう一人のあるじがジャムを2回ほど仕込みました。自作ヨーグルトに入れて自作自演を朝食時に続けています。

糖度に絡むもう一つの要因は肥料。リン酸を与えると果実にはよい結果をもたらします。カキの殻、カニの殻、骨粉など果樹栽培では効果を試されています。

その他の要因として、収穫時間、収穫時期があります。総じて果物は完熟したものが一番です。追熟ではないものを収穫後に熟成させる今の出荷方法は本当の美味しさをあじわえないのです。完熟したものを出荷していたら口に入る前に腐れることが多くなるでしょう。

ショウガ

2014.08.30 (土)

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昨シーズンは7月の生育不良と8月の少ない雨で収穫は皆無に近し。ショウガは植え付けてから芽が伸長するまでにかなりの日数を要します。水はけよく、乾燥せずと湿り気のバランスを要求してきます。

そこで、今シーズンは一昨年成績がよかった場所に移動。水はけを考えて畝を立て、湿り気維持の敷き藁を施しました。東側に建物があって、日照時間はやや少ないのですが、灌水しなくても湿り気は維持できます。待ちが長いだけに芽が出るとほっとします。腐れていなくてよかったという安心感です。

今年のように生育が順調だと現在は1株から7〜8本の茎が立っています。寒さに当たる前に収穫です。種ショウガが残っていれば味の濃い古ショウガになっています。二重の楽しみがあります。

土ショウガとして市販されているものは1ヶ月ぐらい熟成乾燥をしています。最適の温度と湿度で管理し乾燥させると味が濃くなります。しかし、素人の放任乾燥では茎の根元から腐れてしまいます。難しい作業なのでお手上げです。

掘り上げたらきれいに洗浄、小分けに切り、小袋で密封、即冷凍です。これで1年間生の美味しいショウガが使えます。冷凍したまま刻むのですが、コツをつかめば削り節なみの作業です。

甘酢漬け、紅ショウガなどの定番の保存加工がありますが、挑戦せず。やっぱり食べる頻度が少ないものはさけていますね。たまに食べると美味しい。寿司の友ガリも確かに美味しい。でも、毎日は食べない。

紋枯病

2014.08.27 (水)

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収穫後の藁を焼き払い、圃場全体をバーナーで焼き、籾殻はみな灰にしてどれほどの効果があるのか、育ててみないと分からない状態でした。代掻き時には掛け流しで、残渣を減らし、ついでに菌核も流れてくれたらと期待していました。

出穂後、すぐには発病はわずかしか見られませんでした。しかし3週間もたつとこの有様です。菌がついた株は出穂にあわせて菌が上へ上へと伝染していきます。株全体に蔓延すると周りの株にも伝染していきます。健全株と比べて枯れた斑紋がよく分かります。

実が太るときに葉が犯されてしまうと生育は止まり、やがて穂首が枯れて折れていきます。収量減と粒の肥大が不十分な玄米になります。籾摺りをすると最終的に成績が出ます。見た目、昨年よりは軽くなったかなという状況です。

下手の圃場は今年も発病なし。イノシシの侵入がないようにと願うだけですが、網だけなので対策なしです。

8月は現在の時点で16日間の降雨。不順な年です。豆の灌水は免れたものの、茎が徒長する障害が出ています。黒米はお盆過ぎには早々に倒伏。実はまだ入っていません。止め葉が出て濡れると重くなり自ら倒壊です。3日かがかりで起こしましたが、これまたどれぐらい実が入るかは結果待ちです。

山の中に餌が見つからないイノシシはカボチャを食べて回り、食べにくい稲穂にかぶりつき、ついでにぬたうちまわるという有様です。

(注1)コメント投稿には「福店」の2文字が本文中にないと投稿できません。その都度よろしく。
(注2)写真はリンクに気づかれると思いますが、クリックで800pixlの画像になります。

茗荷

2014.08.21 (木)

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十数年前なら川岸に植えるともなくミョウガの草むらが点在していました。夏から秋にかけて草むらをかき分けながらミョウガ取りはワラビやフキをとるのと同じ感覚です。

近年、シカの食害が激しく、伸び始めの柔らかい新芽を食べられると株は衰退します。
何年か繰り返されると株そのものが消滅してしまいました。

我が家の植え込みには植えたというより、地下茎がくっついてきておごったという状態です。夏ミョウガ、秋ミョウガと別物のようにいわれますが、8月初旬から9月いっぱいまで花は咲き続けます。株の勢いがよくなる秋ミョウガの方が大きめです。

ミョウガダケと呼ばれる地下茎からの新芽も食べられるそうですが、未だに食べていません。ミョウガを食べ過ぎると物忘れがひどくなるという言い伝え。美味しいものを食べさせまいとする知恵なのかといぶかります。ヨメナ、秋ナスなども同様ですね。

写真では、見たことのある人はたやすくつぼみの塊を見つけるでしょう。花は鱗片の隙間ら淡黄色の繊細な花がのぞきます。

今年は、もう一人の主が草取りをして手入れをしたので、たっぷり食べています。味噌汁、ソーメン汁の薬味に大活躍です。

かつて新米教師のアパート暮らしで自炊の買い物をスーパーでしていたら、まさになにわのおばさん、ミョウガのパックをつかんでどないして食べたらええのか聞かれました。前述の通り答えました。京都では漬け物になっていますね。

コールラビ第2弾

2014.08.19 (火)

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今シーズンの8月の日照は短くなりました。豆や米に影響が出なければと願うのですが、尋常ではない南風の蒸し暑い穂が多いです。

キャベツなみとはいえ、どの程度連続して植えられるか試しです。暑さには耐えられるようで、少しずつ太り始めています。モンシロチョウ対策は放任できませんので、ネットが必需品です。

ネットの端の始末は専用のペグが手に入り、土寄せしないでも何とか効果ありです。少し焼き入れがしてある針金で、地面に入る部分がノコギリ状に細工してあります。抜けにくくしてあります。ホームセンターが4店ありますが、この手のペグを扱っているのは1店だけです。

うまく種蒔きの間隔をとればかなりの期間収穫できそうです。キャベツは結球特性が品種によって制限され、春植え、秋植えの指定があるものは入れ替え不可です。時なしというタイプもあり、寒さをくぐらずして結球します。

お隣さんは半月早い種蒔きで、一株いただきました。上出来でした。気温が高い部分成熟期間は半分ぐらいに短縮されます。

七夕豆

2014.08.15 (金)

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鳥取のNさんから一握りの種をいただいて蒔いたのですが、3回とも腐れてしまい失敗です。お隣さんが2回目でうまく出たというので、あまりの苗をいただきました。最終的に5株です。

天候不順で高温多湿が続きふやけた種はすべて発芽に至らず。この時期の種蒔きは難しいです。以前青大豆を蒔いたときも雨後のカンカン照りでみな腐れたことがあります。

七夕豆というのはインゲンの仲間で蔓性の伝承された種です。感温性の品種ではなく、短日感光性のようです。普通のインゲンのように春蒔きしても生育期は短日に変化せず、開花しなかったそうです。お隣さんの試験栽培では8月になっても花が咲かないので処分したのです。

小豆も同様に品種が分かれており、当地では7月中旬種蒔き、9月収穫の短日感光性の品種が作付けされています。日が短くなると花芽分化が起こるという仕組みです。

8月中に蔓をおごらせ、9月になると開花し始めると予想しています。この段取りで栽培するために七夕のころ種を蒔きなさいと言い伝えたようです。

さやを食べる時期が短く、煮豆が美味しいというふれこみで播磨から但馬地方で伝承された品種ということです。

種蒔き

2014.08.12 (火)

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秋から冬に向けての種蒔き時期が到来です。早すぎても遅すぎても上手くいかず。昨年は早生が結球しないハクサイになってしまいました。

早生はお盆前がいいという話に沿って早速蒔きました。右の方です。ピット苗は結局ポット移植にした方が根が張りやすく、最初からポット蒔きにしてみました。

10年近く自力でハクサイを作るのですがどうも上手くいきません。3割打者なみの成績です。多分、蒔き時、定植の時期、畝立ての準備等微妙にハクサイのご機嫌にあわないのでしょう。

初心に戻って挑戦です。90日タイプの晩生はお盆過ぎてからがよいということなので、来週種蒔きです。

左の方はチシャトウ、茎レタスです。テレビ番組で取り上げられると新種として流通に乗ってきだしました。固有名はケルン。おおかた中国野菜の系統です。

葉ではなく、茎が太るのを期待して味見です。美味しければリピート。パッとしなければ話の種程度でおしまいです。ぼちぼち、品種を広げすぎましたので、絞り込みにかかっています。

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(注2)写真はリンクに気づかれると思いますが、クリックで800pixlの画像になります。

海田の番茶 その2

2014.08.10 (日)

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微風、快晴の天気が最高ですが、そんなわけにはいきません。

大鍋いっぱいの茶葉で3.6×2.7mのブルーシート(下)にちょうどいい加減に広げられます。2.4×1.8mのシート(上)では狭すぎて、ちょっと大きめに買い換えです。

汁をかけたときブルーシートが濡れます。これが乾きを遅らせますから、葉の汁がある程度乾いたらかき混ぜてシートの汁をまぶすようにします。混ぜたり広げたりするときに活躍するのが竹製の熊手。

軸は太くなったものは捨て、極力今年伸びた枝をよって刻みました。意外と軸も味わいのうちで、入ると入らないとでは味も変わってきます。入らないとさっぱりしすぎの味です。ポリプロピレンのむしろで干しています。汁をかけるとむしろにもかなりしみこみ、乾きはゆっくりです。

風対策として4すみに杭を打ち、皿状にしています。乾いて軽くなると強めの風で真ん中が浮き上がることがあります。重しを使って風の番をすることに。

一昨年の残りも干し直しです。煮汁を横取りしてかけます。香りがまた復活します。

お茶は湿らせない限り、変質は少ないです。シャリシャリの感触を維持します。湿って音がしなくなったらおしまいです。湿り気が回り始める早い段階で干し直せば救えますが、遅れたらかびくさい臭いになってしまいます。長期保管だけに気にかけることが肝心です。

海田の番茶 その1

2014.08.07 (木)

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番茶の製法は各地様々です。煮番茶、蒸し番茶、生葉乾燥焙じ番茶、竹筒詰め込み番茶などなど。

海田では昔から煮番茶。煮汁を乾燥過程で葉にかけて美味しいところを凝縮させています。梅雨明け時期をねらって暑いときに熱くなる作業は昔ながら。水分補給に番茶を2リットルぐらい飲むのは普通です。

茶畑から古い葉も込みで茶葉を刈り取ってきます。大鍋で煮ます。色が変わって、葉と軸が分かれたら煮上がりです。火を緩めて、熱いまま煮汁を切りながら大鍋から掻き出します。軸をよりとって、葉をシートに広げて乾燥です。ムラなく乾くように何回もひっくり返しながらの乾燥作業です。葉が9割方乾燥してきたらジョウロに煮汁を入れてかけます。乾いたらまたかけるの繰り返しです。

昔はわらで作ったむしろが主役でした。通気性がよく下からも上からも乾いていきます。余分のわずかな煮汁はわらにしみこんでいきます。ブルーシートは表面だけですから、むしろ以上にこまめにひっくり返して手を入れます。

よりとった軸は押し切りで2、3cmに刻み、同時進行で煮汁をかけます。

毎年刈り取って、肥料をきちんとやれば厚みのあるいい茶葉ができます。時期が常に遅くなって実がついてしまい余分の手間をかけています。消費量が減ったので隔年製造になり軸が伸びすぎるという欠点もあります。

30年前は今の倍の量を一人で刈り取り、一家総出で作っていました。それより前、私が小学生のころは出荷していた時期もあります。夏休みは番茶のてごでした。

クロゴマ

2014.08.04 (月)

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7月初めの台風の時に少し倒れそうになりましたが、その後は順調です。昨年いっぱいやってきたイモムシは今年は1匹だけ。代わりにカメムシが大量発生。オクラやゴーヤにもさばって美味しいところを吸っていきます。

そろそろ葉が落ち始めて鞘が割れかかってきました。お盆前には刈り取れる予定です。この時期に雷雨がまとまった昨年は鞘の中で発芽した種子が混じりました。今後の雨次第でどうなるかです。

太平洋高気圧の出しゃばり方が尋常ではない今シーズンは蒸し暑さと偏った雨量が人間だけでなく、植物にもよくない影響を与えているようです。

収穫選別を済ませると出来具合の成績がはじけます。畝の長さはやや短めながら、幅を広くとったので3通りの筋蒔きでした。楽しみは半月後です。

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