記事一覧

海田の番茶 その2

2014.08.10 (日)

ファイル 187-1.jpgファイル 187-2.jpgファイル 187-3.jpg

アイコン

微風、快晴の天気が最高ですが、そんなわけにはいきません。

大鍋いっぱいの茶葉で3.6×2.7mのブルーシート(下)にちょうどいい加減に広げられます。2.4×1.8mのシート(上)では狭すぎて、ちょっと大きめに買い換えです。

汁をかけたときブルーシートが濡れます。これが乾きを遅らせますから、葉の汁がある程度乾いたらかき混ぜてシートの汁をまぶすようにします。混ぜたり広げたりするときに活躍するのが竹製の熊手。

軸は太くなったものは捨て、極力今年伸びた枝をよって刻みました。意外と軸も味わいのうちで、入ると入らないとでは味も変わってきます。入らないとさっぱりしすぎの味です。ポリプロピレンのむしろで干しています。汁をかけるとむしろにもかなりしみこみ、乾きはゆっくりです。

風対策として4すみに杭を打ち、皿状にしています。乾いて軽くなると強めの風で真ん中が浮き上がることがあります。重しを使って風の番をすることに。

一昨年の残りも干し直しです。煮汁を横取りしてかけます。香りがまた復活します。

お茶は湿らせない限り、変質は少ないです。シャリシャリの感触を維持します。湿って音がしなくなったらおしまいです。湿り気が回り始める早い段階で干し直せば救えますが、遅れたらかびくさい臭いになってしまいます。長期保管だけに気にかけることが肝心です。