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紋枯病

2014.08.27 (水)

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収穫後の藁を焼き払い、圃場全体をバーナーで焼き、籾殻はみな灰にしてどれほどの効果があるのか、育ててみないと分からない状態でした。代掻き時には掛け流しで、残渣を減らし、ついでに菌核も流れてくれたらと期待していました。

出穂後、すぐには発病はわずかしか見られませんでした。しかし3週間もたつとこの有様です。菌がついた株は出穂にあわせて菌が上へ上へと伝染していきます。株全体に蔓延すると周りの株にも伝染していきます。健全株と比べて枯れた斑紋がよく分かります。

実が太るときに葉が犯されてしまうと生育は止まり、やがて穂首が枯れて折れていきます。収量減と粒の肥大が不十分な玄米になります。籾摺りをすると最終的に成績が出ます。見た目、昨年よりは軽くなったかなという状況です。

下手の圃場は今年も発病なし。イノシシの侵入がないようにと願うだけですが、網だけなので対策なしです。

8月は現在の時点で16日間の降雨。不順な年です。豆の灌水は免れたものの、茎が徒長する障害が出ています。黒米はお盆過ぎには早々に倒伏。実はまだ入っていません。止め葉が出て濡れると重くなり自ら倒壊です。3日かがかりで起こしましたが、これまたどれぐらい実が入るかは結果待ちです。

山の中に餌が見つからないイノシシはカボチャを食べて回り、食べにくい稲穂にかぶりつき、ついでにぬたうちまわるという有様です。

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