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モチキビ

2014.08.01 (金)

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最初に発芽した部分と蒔き直しでずいぶん差がつきました。今シーズンは梅雨時の雨量が少なめで、しかも高温多湿の南風が入り込んで生育不良です。梅雨明け後は雨量がなく、この台風でやっとお湿りがあるような状態です。

前年は虫の被害が甚大でした。こんな天候ですから、カメムシ類がやや少ないようです。ただし、水分の確保できるゴーヤには全身緑のカメムシが大量にさばっています。

高気圧同士の駆け引きが少ないまま居座られると偏った天候が続き、畑に一雨ほしいのがこちらの願い。田んぼの水がなくて困るところまではいかず、ぎりぎりです。

モチキビや豆は開花後の降水が不可欠ですから、これから不安な状況を避けたいところです。

植物の多くは地面がずっと湿っていなくても、根から気孔までの間に水分を蓄え、水加減によって蒸散を自らコントロールしています。灌水をしていると根の張り方はひ弱になりやすく、常に水があると勘違いして頻繁に蒸散してしまいます。その分耐久力がなくなり、突如灌水が途切れると水切れのダメージが出やすいということになります。

サボテンほどではありませんが、モチキビの水に対する耐久力はなかなかのものです。

乾燥ズッキーニ

2014.07.29 (火)

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育てているズッキーニにたくさん実がつき、おとなりさんにあげたり、子どもの所へ送ったりしました。それでもまだ食べきれないほどあったので、昨年、ゴーヤで試した乾燥をしてみることにしました。
収穫したものを5ミリ程度の輪切りにして干すだけです。はじめは、カゴいっぱいに広がるくらいの場所をとっていたのですが、しだいに水分が抜けて写真のように縮んできました。時々、裏返しながら約一週間でかたくなりました。
密封の袋に入れて、冷蔵庫に保存中です。まだ、生のものがあるのでしばらくは活躍しそうにないのですが、畑のズッキーニが枯れてきたら、もどして使ってみようと思っています。
農業で一番困るのは、最盛期に食べきれないほど一度に大量の収穫があることです。キュウリやナスなどは、おなじみの漬物になりますが、乾燥して保存できるようにするのも先人の知恵です。
去年のゴーヤに続いての挑戦です。うまくいくかは、食べてみてのお楽しみです。

セミ

2014.07.28 (月)

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今日、井戸の周りの植木の剪定と草取りをしていたとき、地面の穴の中から白い蛾のようなものが出てきました。大きさは、5センチくらい。よく見ると透明な柔らかい翅がみえます。二つの目は、燃えるような赤。セミです。
セミの抜け殻は、たくさんあるのですが、夕方の6時ごろに(外はまだ明るいのに)羽化したばかりのセミに出会うのは初めてでした。翅が透明なので、ヒグラシかなあと思い、近くのナンテンの木につかまらせて様子を見ることにしました。
一時間後、見に行くと、写真のように翅に少し模様が見えてきて、アブラゼミとわかりました。さらに、一時間後にはすっかり見慣れたアブラゼミになりました。
幼虫から羽化するところではなかったけれど、きれいでした。今晩、ナンテンの木につかまってしっかり翅を乾かして、明日の朝にはとんでいくことでしょう。
土の中に何年もいて、時間を間違えて出てきたあわてもののセミでした。

カンピョウづくり

2014.07.28 (月)

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お隣さんから夕顔の実がやってきました。直径30cmを超えています。重さは量っていませんが、10kgもないです。

とりあえず、4cm幅に輪切り。普通の包丁しかなく、きれいに均等に切るのは至難の業です。途中で修正すると後の作業がやりにくくなることが判明。しかし、振り出しに戻すことはできません。

皮を剥いて、厚めのかつらむきの要領。いうほどに簡単にはできません。にゅるにゅるのスポンジ状です。種の部分に入るともう剥けませんから終わりです。

切れ端やら種周りの実は細切れにして食べました。トウガンより柔らかく、くせのなさは同じです。

むしろに並べて乾燥。竿にかけたいところですが、長く切ることができなかったため断念しました。

二個目はホームセンターでカンピョウ剥きのカンナのような器具があったのでお試しです。固定の木枠が適当すぎたのと3日も放置すると切り口から茶色のアクのような汁が出てきて、どうも不安な色合い。そこそこつながったので物干しにかけてみました。

乾燥後は飴色になっているので、やばそうです。お隣さんによると苦みが出るかもということです。

器具は内側から向くとき輪切りがすんなりと動くように形を修正しました。輪切りは押し切りの刃にかけると上手くいくというのが、お隣さん情報です。種を取ってみたので、来年発芽すれば試しです。ただし、カボチャ以上に広い範囲を占領しそうです。

ブルーベリージュース

2014.07.27 (日)

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食べきれない果実はこれまで砂糖抜きの焼酎漬けにしていました。在庫がだぶついていますので、処理を変更です。ジャムはパン食が限定的なためはけません。とうことで、濃縮ジュースに再挑戦です。

果実:900g  糖度を確認すると10.4%でした。
水   :380g

マッシュポテトを作るときの潰す調理器具であらかじめ潰しておきます。それから30分ぐらい煮込みます。このまま煮詰めていけばジャムです。ほどほどにして、冷まします。
さらし木綿の袋に投入して絞ります。完熟していない果実も混じっていますから、適度な酸味とペクチンがかなり出てきます。目詰まりして絞るのに手間取ります。

糖度が20%になることを見越して蜂蜜を185g加えてよく混ぜます。60℃で洗った再利用ペットに詰めて冷蔵です。消毒のためには耐熱ペットで80℃は必要ですが、短期に飲んでしまえば大丈夫です。

冷やして糖度10%のジュースは普通の人には物足りない甘さです。甘くなくてはという方は、砂糖を使って、濃縮時糖度30-35%にすればいいです。200-250g必要です。
糖度計がなければ、自分の舌が基準に仕上げてください。

冷やすと甘みは舌の感度が落ちます。どうしても砂糖の過剰摂取になりやすいですから、控えめな甘さに慣れることをお薦めします。

ポリフェノール色素たっぷりのジュースをお試しください。飲んだ後は口の中が赤紫になります。でも、酸味が抑えられて美味しかった。無糖炭酸割りもいけます。

視力に効果ありという売り込みコピーを信じてはいけません。即効性はもちろん、どの程度の効き目があるか定量的な治験データは見たことがありません。

ヒヨドリ

2014.07.23 (水)

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農家にとっては歓迎できない鳥です。雑食で餌が豊富なところではとどまっています。果実に限らず、害虫や葉物野菜、キャベツまでかじる強者です。

網で囲っていたはずなのに下の方が風にあおられて通り道ができたようです。入ってきたところは見失って抜け穴はないかとかなり焦って体当たり状態でした。1回目は網と網の合わせ目から脱出。次に来た2羽目はどうにもならず、はたき落とし。翌日早朝3羽目が侵入。焦っているがどうにもならず、はたき落とし。

しばらくブルーベリーは安泰だったのですが、油断も隙もないです。ぐすいところを探すのはイノシシも同じ。緩んだ継ぎ目を鼻でこじ開け、ちゃちな杭は押し倒し、もう力任せです。

かつて、ブルーベリーを鉢植えにしていたとき、鳥よけのテグス編みにヒヨドリがかかったことがあります。留守中訪れた工務店の社長が網を外して逃がしました。

今の場所ではヒヨドリが入った後、ネコがねらって、くわえていったようです。現場にヒヨドリの羽が大量に落ちていましたから、間違いなし。

網の張り方がぐすいとホバリングして食べられたこともありました。

こんなヒヨドリも昔は幼鳥を飼い慣らしてペットにしていたそうです。今は捕獲が禁止されているメジロもかわいがられた時代がありました。なかなか共存というのは難しいことです。

ゴールドクレストその後

2014.07.22 (火)

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強剪定で枯れ込んだ小枝は結構ありました。風が吹くたびに枯れた軸がいつまでも散乱。

まばらなのは我慢するとして、少しずつ黄緑が復活してきました。1年では元通りになりませんが、2、3年もすればいい感じになりそうです。何とか枯らさずに済みました。

上に伸びる木は下に根が張り、こんもりとした木は枝先の外側まで根が張るというのが標準だそうです。サクラ、イチジク、ブドウ、キウイ、カキなどは枝よりも広範囲に根を張っていきます。

幼木の時、支柱はしていたのに台風の風に根こそぎ傾いたことがあります。それでも立て直して復活し、今は強風もものともせずです。風の通り道にあり、菜園のネットをつけた4cm角のアングル材はアメのように曲がったり、直径5cmほどの檜の棒がポッキリ折れたりしたことがあります。

今シーズンの台風は影響の出ないコース。秋のシーズンがどうなるかです。増水もなかったのに草刈りにいったときの池は満水状態。ほどよく降水は続いたということになります。

水田雑草

2014.07.20 (日)

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除草剤が効きにくい雑草クログワイ、ホタルイ。写真に写っている我が家のはホタルイ。調べたらクログワイより厄介ということです。今まで見たことのない草が次々と進入してきます。水利より上手の圃場の落水が大きな原因です。

数年前にはコナギが大発生。よそから種が侵入しました。代掻き後に水を落としますから、浮いた種が流れ込んできます。浮き草も同様。コナギは一株から数千粒の小さな種が散乱します。大きさは0.2mmぐらい。これも除草剤泣かせです。

湛水後、水持ちのよくない圃場ではどうしても水を流し込みます。これが薬剤にとっては最悪で、濃度の変化が起き、効きにくくなります。1週間水がもつなら、やや深水にして楽勝なのです。しかし当地の圃場は耕盤以下、砂利のところが多くもちません。

昨年は、2回目中期除草剤を使い効果を上げましたが、葉イモチと薬剤のダメージを受け、出穂後には紋枯れ病に汚染。最悪でした。

い草のように転々と生えている草を手作業で抜き取り。なかなか大変な作業です。取り残すと大きめの株は数個の種の塊がつきます。一つの塊に10数個0.3mmほどの種が入っています。土の中の株は越冬し、次に代掻きをするとまた発芽する厄介物です。

ハトに豆鉄砲くらわしたい!

2014.07.19 (土)

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左手はモチキビで順調に。ただし高温多湿状態の日が多く、種が腐れるところがかなり出て蒔き直しでした。気温が高すぎて発芽に時間がかかっていましたが、現在は出そろっています。

問題は、秘伝豆と黒豆。モチキビ同様腐れるところも多く出ました。再度蒔いた後に新たなハト攻撃。豆を探り当てようとすり鉢状の穴をあちこちに開けていきます。たかだかしれていると見過ごしていたら、次の攻撃が始まりました。発芽して子葉がのぞくとついばんで食事です。これはかなりのダメージで引き抜かれた無残な豆の苗があちこちに転んでいました。

初回の発芽状態の写真。これだけ飛び飛びの状態は初めてです。結局、直まきはネットで完全に覆わないと恐れないハトに食事提供となります。別のところで苗作りをすることにしました。

本葉が出て、これで植え付ければハトも諦めると思ったのが間違い。子葉は緑も濃くなって枯れずについた状態です。これを食べようとくちばしで引き抜いていくではありませんか。さらなる手間をかけて、子葉を切り取ることにしました。

草取りをしているとクークーポッポッ、毎日のように鳴き声が聞こえてきます。腹立ちをぶつけることもできず、恨めしい鳴き声にがっくりです。

畝を作ると即、すり鉢状の穴があちこちに。ハトのえさ場とかしています。日参しているのはドバトではなく、キジバトです。

何の種?

2014.07.17 (木)

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かつては日陰の野山に自生していた野草です。旬をねらって葉を摘み春の香りを楽しみました。今は水耕栽培したものが野菜売り場に並びます。

一つの葉柄に葉が3枚。ミツバ。とても分かりやすい命名です。8月下旬に種を蒔き、本葉5、6枚で冬を越し、4、5月頃が一番の食べ頃です。

ニンジン、パセリなどとよく似た種です、好光性種子のため、種を蒔いたとき土をかけすぎると発芽しにくくなります。土に埋もれるとほとんど発芽しません。ならした土の上にばらまき、クワで転圧します。その後に不織布をかぶせて水やりです。籾殻燻炭、刻みわらなどいろいろ試しましたが、不織布が一番成績がいいです。虫除けに使っていたお古で十分役に立ちます。

花穂が上がってくるころには葉もこわばって食べ納めです。期間限定で味わうミツバは、野生の移植ではなく、生ゴミとかした根のついた株の部分でした。

日当たりのよすぎるところより、半日陰から半日ぐらい日の当たるところがよさそうです。場合によっては寒冷紗で人工的に作るといいでしょう。

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