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冬瓜

2014.06.22 (日)

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給食では食べていた冬瓜です。自作は初めて。冬場のスープ、汁に最適です。

昨年、鳥取のNさんにいただいて種をっとっていました。秋に収穫して12月まで室内保存が可能ですから、重宝しそうです。

種蒔きは夏野菜と同様にしたのですが、なかなか芽が出てきません。蒔き直せども芽は出てきません。ついに畑の隅に種を蒔いて10日後やっと生えてきたような次第です。とりあえずポットに移し替えて養生しているところです。

6月になって定植し、少しずつ本葉が増えてきています。かなり遅めのスタートで、焦ってはいけないようです。

亜熱帯性の植物はそれなりの気温が続かないと発芽も生長も足踏みすることが分かりました。苗を買ってきても1ヶ月以上生育がもたついて不安な状況を生み出します。6月定植を目指して段取りするのがよさそうです。

ゴーヤ、シカクマメ、ナタマメ、トウガンなどは6月中旬ぐらいからぐんぐん伸び始めました。やっぱり時期のものなんだという結論です。毎年もたついてキュウリやナスと比べるから気にしてしまうのでしょう。

トマト

2014.06.20 (金)

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今年は仕立て方を変えました。写真では分かりづらいですが、2本立てでどうなるか試しています。苗は3本だけです。芽欠きは同じようにやっています。収量がどれぐらい上がるかが見ものです。

前年は芽欠きしたものを地面にさして増殖させてみましたが、肥料不足に陥り頼りない実しかつきませんでした。相応に時間をかけて根を張らせ、養分を補給させないといけないようです。

トマトやナスは水やりのさじ加減が難しいというのが一番です。生育期に水をやりすぎると根の張りが弱く、いつも水をもらえるからと甘えてしまいます。天水しかないからしっかり根を張って水を確保するんだよとというのが、結実途上まででしょうか。

色がつき始めると水分過多にならないよう控えめにコンスタント。ところが露天では雨の日に水分過剰となり裂果することが多いです。ハウス栽培でないと雨よけの屋根を作っているのを見かけると思います。効果のほどはです。

雨降りには100円の傘を差し掛けてみるかと用意だけはしていますが、そこまで世話ができるか、これまた?で。

注記:コメント投稿するには「福店」という2文字をどこかに入れてください。

ブルーベリー

2014.06.16 (月)

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早生種が熟れ始めました。雨が途切れ、日照がそこそこあるので糖度は上がってきています。この時期の特徴は皮が柔らかいことです。晩生のころは梅雨も明け、日照が強くて、雨が少ないと皮はかなりしわくなります。

ブルーベリーの結実には酸性土壌を維持することで確実になります。鉢植えか地植えかについては、あまり差がないというのが実感です。地植えに踏み切ったのは鉢の植え替えが手間なこととコガネムシの幼虫に根を食い荒らされのを避けるためでした。イモムシに根を食われるとダメージは大きく、元に戻すのに3年ぐらいかかります。

恒例になっているのは秋口にピートモスの粉にしたのと牛糞を施すだけです。新たな試みとしてはようりんを結実期に与えてみることです。イチゴに対してはかなり効果がありました。実の生育と糖度にいいみたいです。

熟れるのが進むと見かけだけでは熟れ具合が判断できなくなります。軸の色が変わるのを目安にしたり、品種によっては実の先端の冠の先まで紫色が濃くなるのを目印にしたりします。

実山椒 保存方法

2014.06.11 (水)

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山椒はこれまで木の芽和えやタケノコご飯で使う程度でした。実のなる雌木を譲り受けてから、近くの木になっているのもいただいて保存に挑戦です。

左上が洗っただけの生、右上が30秒熱湯づけ。見た目はほとんど変わりません。エダマメやソラマメでは軽く湯がいてから冷凍すると鮮度を維持して冷凍できることが分かっています。そのまんまパクリです。柑橘系ですから、冷凍みかんの工程とも似ています。

小分けにしなくても使いたいだけさばけそうです。しかし、念のため小分けにしました。魚や新ショウガを保存するときは小袋に分けていれると後の使い方がやりやすくなります。

使い道の定番はちりめん山椒です。釘煮にも使えますから、これからが旬です。コールラビの甘酢漬けの第2弾をしましたので、タカノツメと実山椒を投入してみました。さてどんな味になるかは明日の試食で分かります。

長年実生の山椒が2本ありましたが相次いで枯れてしまいました。枯れやすいたとえとして黙って採れとか、断りをせずにこっそりとれとか言い伝えられてきました。もちろん迷信ですが、一番のダメージは日照と湿り気のようです。半日陰で、水はけのよい湿り気が最適なようです。

野鳥が運んだ種で犬山椒とともにたくさん発芽しています。雌木かどうかは成長を待つのみ。山椒と犬山椒の見分け方はいたって簡単です。刺が対になっているのが山椒、互生になっているのが犬山椒です。似ているけどだめな方につけられる犬の言葉、香りも頼りない変なにおいです。

コールラビ 甘酢漬け

2014.06.08 (日)

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種蒔きから100日ほど経過して、直径7〜10cmの収穫サイズになりました。5月は雨量が少なめ、一雨ごとに急に大きくなるような成長ぶりでした。

ドイツ語でコール=キャベツ、ラビ=カブという意味になります。和風にすれば蕪甘藍かぶかんらんですね。品種は結構あるのですが、店頭で手に入ったトーホクのセーヌという品種です。ヨーロッパ系のような品種名ですが中身が柔らかめという特徴です。対して中国系は堅めというものの食べ比べていませんから何とも言えません。

皮は上半分は薄めで中身にたどり着けます。下半分の根元当たりは5〜6mmの厚さがありますから思い切って剥きます。縦に半割りするか4分の1に割ると剥き安くなりますし、どこまで剥けばいいかもよく分かります。

スライサーで下ろすと厚さがそろって食感がよくなります。ただし滑りがよくないので下ろすときは注意してください。くれぐれも指を下ろさないように!!

標準調味液。好みで加減してください。
酢=50cc
味醂=50cc
砂糖=小さじ1
塩=小さじ半分
一煮立ちさせると酢のツンとした棘がとれます。
好みで鷹の爪スライスしたものを少量。ぴりっとアクセントになります。
酸味が強いのが苦手な場合は昆布鰹節の出し汁で割ってもいけます。

サラダ、煮込みにも使えます。煮崩れしにくいので、味がしみこむようにしっかり煮込むといいでしょう。

個人的にはもう少しさくっとした食感があればと思うのですが、品種替えをして好みを探るしかありません。通販なら選択肢が増えますが、単価もそこそこしますので、気が向けばというぐらいの思いです。

キャベツより作りやすく、虫に狙われなかったのが幸いです。

田植え

2014.06.05 (木)

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40枚の苗は余りながらも完了です。苗代の苗はご覧の通り、養生シートを1日遅らせただけなのにかなりの徒長です。籾の量も多くてやや細い苗に仕上がりました。

イネは繊細なようで、強健なところがありますから、活着してしまえばぐんぐん育ちます。条件に合わせてそれなりにできます。収量とか食味とか、見栄えとかを言い出したらきりがありません。

自然災害や病気被害、鳥獣被害にあわないことが一番の願いです。昨年はある圃場が紋枯れ病となり深刻でした。粒は大きくならず、穂首は折れ、収量激減とともにくず米が大量に出ました。

効果のほどは不明ですが、ある実験を試みました。代掻き後、土が落ち着いたら掛け流しをして、ゴミや菌核を洗い流すという方法です。湛水したままにすると、浮いた菌核は居座ってしまうだろうと予想しています。

結果は出水後に現れてくるはずです。紋枯れ病とイナコウジの黒い塊が減れば効果ありということになります。

美作地方では田植えが済むことを「代みて」といいます。苗代の苗がなくなることを「みてる」と方言で言うことによります。協同田植えをしていたころには一段落をお祝いして慰労会を開いていました。田植機の出現とともにこの風習は廃れてしまいました。

モリアオガエル

2014.06.02 (月)

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今年もやってきました。池の周りをきれいにしてヘビに狙われやすくなったのですが、ものともせず。日中はオスが待機して夜になってからメスの到来で産卵の段取りです。
ヘビの危険を察知したら池の底に潜ってやり過ごします。カメラを向けるぐらいでは恐れないようでした。

翌日偵察に行くと早速卵塊ができていました。ということはその日の夜に偵察すれば産卵場面に出会えたかもということになります。

田んぼに水が張られるとカエルの鳴き声は一段とにぎやかになります。数は少ないですがホタルも飛び始めました。昨年大水が出ていますから、数は期待できません。護岸は環境ブロックのところが増えたもののカワニナや幼虫の避難場所にはなりませんから、かなりの数が流されてしまいます。石積みの護岸と草むらがあった時代は居心地がよかったに違いありません。

大水に洗われても崩れにくい石積みの技術は石工さんの跡継ぎがいなくなり、茅葺きの職人さんの激減と同じ運命です。隙間の少ないコンクリートブロックも頑丈そうで、最上部が洗われるとひとたまりもありません。一気にはぎ取られた現場は数年前の集中豪雨の被害で出現しました。そこは川幅を広げて改修されましたが、懲りずに普通のブロックです。

毛虫3体

2014.05.28 (水)

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左上、モンシロドクガはピラカンサやバラに毎年現れています。毒針の被害にあった経験から捕殺は慎重にやっています。木の種類を選ぶだけでなく、場所の記憶も受け継がれているのではないかと予想されます。渡り鳥のツバメがが生まれた古巣のあった場所に戻るのも記憶の継承でしょうね。

右上、繰り返し検索してみましたが、そっくりさんはいませんでした。たぶん、シロヘリキリガではないかと思います。相変わらず結実しないジューンベリーにさばっていました。今年はほかにも3種類やってきました。サクラケンモンにも近い模様なのですが、微妙に背中のラインが異なります。

左下、オオシマカラスヨトウは4cm前後になったところで見つけることができました。サクランボ、ブルーベリー、バラ、ピラカンサ、ジューンベリーと手当たり次第です。小さいときに見つからないのは黄緑の体色と葉の色がうまく重なって見分けられないからです。

これから先特定の野菜を食草とする甲虫類がやっかいです。テントウムシダマシはナス、ジャガイモ、トマト、ピーマンの葉を主に食べます。ウリバエは名前の通りウリ科の葉を食べます。強い味方の天敵がいれば助かりますが、そう都合よくはいきません。

張り込み

2014.05.22 (木)

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虫の捕殺の合間に出会っています。餌を求めて歩き回るのではなく、ひたすら目の前に現れる餌を待っています。全部平らげてくれると捕殺の手間が省けるのですが、そうはいきません。

今年は数が多く、新参者も増えています。食樹に固執しないイモムシ、ケムシは手当たり次第ですから、日々偵察が欠かせません。日中のアマガエルも心得たものです。

これから光に集まる虫が増えるとアマガエルとコウモリが活躍します。窓にへばりついて射程距離内の虫の接近を待ち構えています。一夜明けて窓の下には糞の置き土産。

一見のどかに見える風景も生存競争のまっただ中にいるわけです。木の上は安全のようで、アオダイショウは上ってきます。彼らにとってはアマガエルも食料になってしまいます。

田植えがすむころには何種類かのカエルの合唱が始まります。今年はモリアオガエルが来るだろうかと気にはしております。

金時豆

2014.05.21 (水)

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今年も遅霜に2回ほどあい、蒔き直しをして補いました。草取りをかねて管理機で培土作業をしました。

春蒔きで毎回困るのは鞘が熟した頃に雨が続くと鞘の中で発芽することです。秋より歩留まりはよくないのですが、2回収穫できる面白さです。三度豆という煮豆の品種が昔から栽培されていましたが、種が途絶えています。

煮豆にすると2時間ほどで出来上がりますから、手軽さを味わっています。少しだけ煮崩れるものが出ますが、柔らかさは抜群です。

7月に収穫すると秋蒔きはお盆過ぎ。ここ数年梅雨明けや雨の量は不安定故、余裕のある量が確保できていません。植え付け量を増やすと食べる量が減り、不作になると種がぎりぎり。難しいところです。

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