記事一覧

何の種?

2014.07.17 (木)

ファイル 175-1.jpg

アイコン

かつては日陰の野山に自生していた野草です。旬をねらって葉を摘み春の香りを楽しみました。今は水耕栽培したものが野菜売り場に並びます。

一つの葉柄に葉が3枚。ミツバ。とても分かりやすい命名です。8月下旬に種を蒔き、本葉5、6枚で冬を越し、4、5月頃が一番の食べ頃です。

ニンジン、パセリなどとよく似た種です、好光性種子のため、種を蒔いたとき土をかけすぎると発芽しにくくなります。土に埋もれるとほとんど発芽しません。ならした土の上にばらまき、クワで転圧します。その後に不織布をかぶせて水やりです。籾殻燻炭、刻みわらなどいろいろ試しましたが、不織布が一番成績がいいです。虫除けに使っていたお古で十分役に立ちます。

花穂が上がってくるころには葉もこわばって食べ納めです。期間限定で味わうミツバは、野生の移植ではなく、生ゴミとかした根のついた株の部分でした。

日当たりのよすぎるところより、半日陰から半日ぐらい日の当たるところがよさそうです。場合によっては寒冷紗で人工的に作るといいでしょう。