記事一覧

ル レクチエ

2013.12.24 (火)

ファイル 93-1.jpg

アイコン

いただき物の洋梨です。新潟市が主力産地、ということで初めての味でした。高めの糖度、芳香も上出来です。

洋梨を初めて食べたのはパスクラサン。岡山・赤磐市のごく一部で栽培されていますが、気むずかしい品種ゆえ生産量は増えていません。第2弾はラフランス。山形の名産です。味も芳香も似通っています。パスクラサンの栽培農家の方は、味を例えて完熟した腐れる寸前のバナナと言っていました。

洋梨は収穫後、追熟という行程が入ります。デンプンが糖に変化するのを待つことになります。光合成で製造したデンプンを果実にため込んで、子孫繁栄を託します。食べた動物が種子を移動させ、糞とともに発芽するという段取りです。

果実のない野菜でも生長が頂点に達すると植物体の中にデンプンが充満します。やがて糖化して甘みのある野菜が作られることになります。

洋梨の独特の形は、誇張した地球の形に例えられます。馴染みが少ないだけにピンと想像できない人もいるはずです。

Calendar

<< 2013/12  1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15 16 17 18 19 20 21 22 23 24 25 26 27 28 29 30 31 >>