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ナタマメ 知っ得

2013.11.03 (日)

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種蒔きの時期になると忘れてしまうことがいくつか。蒔き時は大事ですよとさんざん失敗を繰り返しているのに、待ちきれず早蒔きすることが多くなっています。

亜熱帯系のゴーヤ、ナタマメ、シカクマメは連休明けぐらいで適温になります。岡山では4月中に発芽させようと思うと気温が不安定ですから、ポットで囲いの中ならうまくいくはずですね。

ナタマメはソラマメ同様、種が大きいので地面に埋めてしまうと向きによっては起きあがれず、腐れることがあります。黒豆や金時豆でも播種後に雨となり、発芽がそろうと問題ないのですが、深植や向きがよくなかった場合子葉部分が起きあがれないことがあります。雨後の晴天で表面の土が硬くなるのです。

ナタマメは土に半分埋めると失敗がありません。土が硬くなりにくい場合は黒いへその部分を下にして植えます。硬くなる土では縦向きに根の出る方を下にして半分ほど埋めます。ただし、逆さになると根は空中を踊り失敗します。

写真の上部は指でつまんだようにへちゃげています。ここは表皮が破れないところです。つるんとしている方の黒いへその端から根が出ます。表皮が裂けて子葉はここから脱げていきます。

小さな種でも土がかかっていないと根が空中を舞いうまく発芽しないことはあります。種の大きさに応じて覆土の厚さがものをいうことになります。
種を乾かさないのが基本ですね。ただし、日光の明るさを発芽条件にしているニンジンやミツバなどは覆土無しの転圧だけで十分です。

ハスモンヨトウ

2013.10.25 (金)

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新米の「てんこもり」を食べながら、ヒノヒカリとはかなり違う食味、食感を味わいました。寿司、おにぎりにするともちっとした感じが強くなりそうです。冷めても美味しいというのはヒノヒカリ同様です。満足。

さて、高温が続く中、ハスモンヨトウの活躍にはたまりません。年内収穫予定のキャベツは外葉を食べられ、肥大の見込みがなくなりました。

ハスは蓮ではなく、斜のほうです。幼虫の側面に斜めの模様が入っているところから名付けられました。気温が下がるにつれてキャベツやハクサイが結球していく中へ侵入し、夜間寒くても葉っぱの布団にくるまれて食事です。日中暑すぎると葉の下の地面に潜り過ごしています。

行動範囲は広く田んぼを超えて移動していきます。産卵は豆畑が主で、成長とともに移動して雑草も含め食害していきます。写真のもので体長は4cm前後になり、かなりの大食い。殺虫剤は使わないことにしているものの、大きくなると薬では対応できず、捕殺するのみです。

アブラナ科のカブ、ダイコンはカブラハバチ(ナノクロムシ)、キスジノミハムシ(キスジトビハムシ)、ハイマダラノメイガ(ダイコンシンクイムシ)の3種類に襲われました。カブは2回播種し、ネットを掛けても入り込み8割がた食べ尽くされました。

来シーズンは以前使っていた不織布を用意するかな…。

ソバ虫攻撃

2013.10.20 (日)

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初霜になるまでは葉は青々としているのがいつもの風景。ところが、今年は葉がどんどんなくなってしまい、実が大きく熟しませんでした。見た目茶色が多いのは未熟粒です。葉が残っていれば濃い褐色になるはずだったのに悲惨な結果です。

気温がなかなか下がらないのとあわせて、様々な虫が活躍しました。ソバの葉を食害した青虫は続きに植えていたニンジンの葉も平らげてしまいました。

似たものを続けて作ると虫が居座ることにもなります。夏場の雨量が少ないと虫が増える原因にもなります。

様々な原因が絡み合っているだけに一筋縄で対応できません。薬は使わないと決め込んだだけに厄介この上ないです。太平洋高気圧の勢力と海水温の上昇が維持されたのも温暖化傾向の異常気象。熱帯雨林に近い雨の降り方が北上していることは間違いないです。

もう一方の主役太陽の活動も長期的な周期ではピーク時を迎えるときなのに低調です。黒点が賑やかにならない状態です。

人為的な二酸化炭素、フロンガスの影響だけで気象変動をつつくわけに行かない難しさ。農林業に与える影響は甚大なのですが、制御できませんね。

ズッキーニ解体

2013.10.12 (土)

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セラミックの包丁は外使いで置いています。切れ味は落ちていません。なのに刃が立たないのです。皮革のような皮です。さてどうするか。切っ先は入らないだろうかと突き立てたらやっとブスリ。きっかけが出来ると切れましたが、皮はかなりのしわさでした。

種は普通のカボチャと変わらず。やや色白の種でした。果肉が食べられるかどうか試しです。皮を剥かないと話になりませんから、悪戦苦闘が台所で起きていました。

炊きあげたズッキーニの食感はカボチャではなく風味を感じないウリのよう。ホッコリではなく、サクサクと醤油の勝った煮物になりました。リピートという味ではなし。まずいとは言い切れない。

ということで、なぜ若取りして食べるのか結論が出たようです。若取りの方が油となじみやすく、塩味も絡みます。

先人の皆さんは試行しながら一番おすすめの食べ方を広めていったわけですから、ありがたい情報です。見かけは個性的なズッキーニ、味は前に出てきませんから扱いやすいでしょう。

来年は、芽だしをして作付けを増やしてみます。1本でたたみ半分ぐらいのスペースは占領します。支柱に沿わせて作るのは困難です。蒸れると病気が出て腐れやすく、乾燥しすぎると白さびが出てダメージを受けます。

ニンニク

2013.09.26 (木)

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昨年、鳥取のNさんからいただいた球根だねを植えましたが、6片になるものも収穫してつるしていました。花茎を食べる種類は分球も多く、小さいものがたくさんつきます。
 
そろそろ植え付け時期を迎え、皮を剥いていると6片にならず、タマネギのような一玉になっています。匂いをかげば間違いなくニンニクです。

昨秋の終わりごろモグラが走り回って困りました。ニンニクも根や芽が動いている最中つつかれています。それが良くなかったのかもしれません。ゴボウは見事に寸足らずになっていました。食べないのにトンネルを掘りまくるから、下に伸びる細い根はダメージが大きいです。

今年はお隣さんからジャンボニンニクをいただいたので、品種交代です。
カレー、炒め物、鰹のたたきなどに活躍しています。
しかし、タマネギニンニクは大きすぎて出番待ちが続いています。

田んぼ事情

2013.09.15 (日)

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恒例の黒米倒伏は登熟前に発生。8月下旬、雷雨が繰り返しやってきた結果です。これでは実が入らないと2馬力で起こしては束ねて、右列のように立てて行きました。

暑い中、半日でお手上げ、2日がかりで寝たわらを起こしました。背が高い割りにはひ弱な茎で、濡れた重みを支えきれず、根本から将棋倒しです。

ここ数年、水切りが早すぎて、熟れていない籾が多くはいるようになりました。今回の手間で、黒々とした玄米になることを期待しています。

順調だった初作付けの「てんこもり」。本宅の隣の田は、例年、稲麹菌や紋枯れ病の菌がいるため、紋枯れは見事に発病しました。稲麹は、窒素肥料を控えた分僅かしか発病していません。

下手の田は、もう少しというところで、一昨日から連続シカ、イノシシに入られてしまいました。イノシシはネットをくぐりがお手のもの、シカはハードル越えがお手のもの。メッシュの柵を立てたり足下に敷いたり、明日はどうなっていることやら!

あと2週間で刈り取り予定ですが、収量が分かるのは籾摺りが済んでからです。

たまご

2013.09.08 (日)

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8月中モンシロチョウを見かけなかったので、ネット無しでキャベツを育てていました。月末あたりから時折見かけるようになり、定植したり育苗中だったりするものはネットで囲っています。

食べごろは無傷で収穫しました。よくよく葉を眺めているとかなりの数見つけました。この写真でも十分識別できます。

3年生の理科で観察経験のある方は容易に見つけることが出来ると思います。

秋口の青虫、さなぎは越冬するものがかなり出てきます。暖かい時期は近回りでさなぎになり羽化します。ところが、これからの時期は軒先など雨風がよけられるところまで移動してさなぎのままです。

栽培する側としてはたまご段階で払い落とすと虫取りの数はぐんと減ります。

シャルドネvsスズメバチ

2013.09.02 (月)

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田んぼからの帰り道、袋をかけないでいたブドウの房が茶色に見えるではないか。腐れてしまったかと思いつつ近寄っていくと黄色スズメバチが大量に群がっていたのです。食事に夢中とはいえ、近寄れません。過去3回も刺された経験を持つ私です。攻撃的な相手を刺激したくないですね。

そろそろ甘みがのってくるかな、と期待していたのはあるじだけではなかったのです。翌日持ち帰ったのがこの残がい。さぞ甘かったのでしょう。きれいにくり抜いています。

スズメバチは糖分の多いもの、タンパク質を好物としています。ミツバチの蜂蜜を横取りするのもスズメバチ。

シャルドネは高温多湿の日本に馴染めるのか不安ながら植えてみました。生食、ワインどちらにもいけるそうです。今回を教訓に来年は袋掛けをします。見えなければ大丈夫か…答えはやってみないと分かりません。匂いにつられて袋を食い破るぐらいはお手の物です。

黒ゴマ

2013.08.31 (土)

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手作業での選別を終え、500gの収量となりました。10mほどのかまぼこ畝に2列植えてこの結果です。唐箕でゆっくり回しながら選別しても中身の乏しい実は少なかったです。ゴマ虫の影響は少なかったという結果です。

ただし、お盆前後の雨が降らない時期に隣の畝にキュウリとキャベツがいたため水やりの水がゴマにもかかったようです。手選別をした目のいいあるじが根が出ているのが結構あるというのです。鞘の中から芽が出ているのを見つけその場に落としましたが、まだまだあったようです。

IHになってからゴマを煎るということがなくなり、改めて道具をどうするか調査中。IH用の陶器製もあります。なければないでフライパンで時間をかけてから煎りというのも出来そうです。

今度は毛虫

2013.08.29 (木)

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最初に遭遇したのはツルバラの木。首タオルで何気なしに毛虫退治をしていたのですが、うっかりタオルに毛虫の毛が!それで汗を拭いたものですから悲惨な結果になりました。毒毛虫だったのです。

モンシロドクガ。成虫は真っ白の蛾です。右の写真は生まれて間もないころ。少し成長すると脱皮して左のような模様になります。

毛の中が中空で、そこに毒液をためています。退治しているときに毛が飛び散ると皮膚に付着、赤い発疹が出て痒みが続きます。

バラ科の葉に集まる傾向が見られます。サクランボの葉を食べたり、ピラカンサの葉を食べたり、バラだけではないです。

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