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ル レクチエ

2013.12.24 (火)

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いただき物の洋梨です。新潟市が主力産地、ということで初めての味でした。高めの糖度、芳香も上出来です。

洋梨を初めて食べたのはパスクラサン。岡山・赤磐市のごく一部で栽培されていますが、気むずかしい品種ゆえ生産量は増えていません。第2弾はラフランス。山形の名産です。味も芳香も似通っています。パスクラサンの栽培農家の方は、味を例えて完熟した腐れる寸前のバナナと言っていました。

洋梨は収穫後、追熟という行程が入ります。デンプンが糖に変化するのを待つことになります。光合成で製造したデンプンを果実にため込んで、子孫繁栄を託します。食べた動物が種子を移動させ、糞とともに発芽するという段取りです。

果実のない野菜でも生長が頂点に達すると植物体の中にデンプンが充満します。やがて糖化して甘みのある野菜が作られることになります。

洋梨の独特の形は、誇張した地球の形に例えられます。馴染みが少ないだけにピンと想像できない人もいるはずです。

紅葉

2013.12.08 (日)

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北西の風が吹くときは天から枯れ葉が舞い落ちてきます。山の紅葉や黄葉ははっきりとしない今シーズンでした。そもそもバラの花がまだ咲いているのが変です。

難関を乗り越えてやっと食べられるようになったミズナも暖かい日には虫に食われ始めました。

ブルーベリーの紅葉は例年より遅いです。品種によって様々で、すでに落葉した木もあります。半分ぐらい赤くなっている木もあります。

同じツツジ科のドウダンツツジの紅葉とよく似ています。いずれも深紅の色合いがきれいです。

先月、発酵牛糞のお礼肥を株元に伏せました。春までにピートモスの粉を入れます。ピートモスで土を酸性に傾け、生育を促します。

花を眺め、実を味わい、紅葉まで楽しめるブルーベリーです。

ワックス作業

2013.11.25 (月)

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例年なら12月に入ってから取りかかっていました。外注を思案していたのですが、近いところで評判のいい業者を見つけるに至りませんでした。
いずれは頼まざるを得なくなるのですが、ここは奮起して大掃除を企てました。

1階だけでおよそ30帖ちょいでしょうか。剥離剤を使うのは2回目で5年分の10層が塗られた床が半分以上です。荷物をすべて移動しましたから、新築当時の2層だけ塗られたところもできました。そこは剥離剤1回で綺麗に下地が出てきます。厚めのところは3回も剥離剤をかけることになりました。

剥離剤はトータルで15リットル超。毎年5年分やる量になってしまいました。延べ9日間、2馬力での作業は大変でした。ポリッシャーと湿式掃除機があれば捗ることは学校現場で経験済みです。でも手が出ません。

手順は掃き掃除後、手の届く範囲に剥離剤を刷毛で塗り、ふやかしてブラシでこする。窓ふきのゴムべらで糊状の剥離した汚れを集め、すくい取る。ぞうきんで拭くこと3回。板の間はブラシが再度活躍。これの繰り返しです。写真をみればいかに汚れを封じ込めてきたかが分かると思います。

これだけ手間取っても45cm幅のモップを使ってワックスを塗るのは数十分のことです。入り組んだ部屋が完全に乾くまで2時間以上。買い物に出かけて時間つぶしした日もあります。

くすんでいた床が再びピカピカになり、苦労しただけの甲斐がありましたとあるじ同士で納得!

サフラン

2013.11.24 (日)

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8月に戻った息子がプランターに植えていたものです。どんな風が吹いたのかは知るよしもありません。

ずっと前のこと、母が健在のころ花壇に植えていました。花が咲くとめしべを集めていた記憶があります。鎮痛?鎮静?通経?何を求めていたかはこれまた知るよしもありません。

クロッカスは園芸品種です。秋植え春咲きです。サフランは初夏植え秋咲きとなります。

5球で約20本、少量です。しかし少量故に流通している乾燥めしべは高価なものです。1kgあたり200万円前後。1g2000円前後という値段です。

今回の収穫で何グラム?200mmgあるかどうかの量です。精密天秤がないと量れません。

写真の器は直径8cmです。

お買い上げ

2013.11.19 (火)

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先週、鳥取のNさんが来訪。

米とカニの物々交換が恒例になってきました。鳥取からはカニの夫婦、メスの親ガニは小さくとも味は濃厚です。こちらからは新米の「てんこもり」、黒米、黒豆をお持ち帰りです。その際、工房の2点を実際に見て品定めしていただきました。

米の等級余談。出荷する際の米の等級は品質や食味の等級を表すのではなく、見かけと歩留まりだけです。被害粒、死米、着色粒、異種穀粒及び異物の程度などです。1等は70%、2等は60%、3等は45%の整った粒を保証するものです。つまり精米して、異物や着色米をはねた残りがどれだけ多いかというランクです。米問屋さんにとっては重要な要素ですが、精米を買う消費者には無縁ですし、玄米を買う方は影響が出ます。玄米よりも精米の方が高いのは精米する加工賃だけでなく見かけの良さで量を決めますから高くなります。どの等級でも精米してしまえば仕入れ値段相応の精米ができます。3等は精米にならない無駄が多くなるだけです。
食味は栽培状況、品種に左右されるところが大きいです。寒暖差も影響してくるそうです。条件を制御しながら作って食べ比べるわけではありませんから、何が決め手かは難しいと思います。

雨後の…

2013.11.09 (土)

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タケノコに関してはよく言われる言葉です。しかし、条件が整うとシイタケにも当てはまります。気温が下がって15℃ぐらいの日が続くと生えてきます。以前は10月中旬ぐらいがシイタケシーズンでした。今年も暖かすぎてなかなかシイタケは生えませんでした。

油断して偵察がおろそかになっていた矢先、開ききって水ぶくれ状態のものがバケツ一杯。好天続きの中乾燥させて、何とか水ぶくれは解消し、冷蔵しながら食べ尽くしました。

昨年500コマ、一昨年1000コマを打ち込み、檜林の中で養生していました。今回出たのは一昨年の木です。手入れをせず、放任ですから1年では出せません。雨降り加減と偵察を続ければ冬でも収穫できます。それだけ温暖な冬が続いているということになります。

30年前ににぎわった松茸は幻になってきました。採取権の入札額も桁が変わってきています。尾根づたいの赤松は軒並み枯れてしまい、幼木がまばらにある悪条件です。

赤松は和の建築では梁材として貢献し、松茸も生み出す優れものでした。岡山では備前焼の燃料としても重要な材料です。海田では山の名前や地名にまでなっています。

自然増殖がたくましい赤松ですから、カミキリムシに対抗して少しずつ増えることを期待するのみです。何十年というスパンでの見守りですね。

乾燥ゴーヤ

2013.11.01 (金)

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3週間前の話になりますが、試しにとゴーヤを刻んで乾燥しました。1か月ずれたままの気温は今年に限っていません。昨年も似たようなことになりました。

晴天続きで3日も干せばカリカリになります。これまた試しにもどして使ったらどうなるか、早速調理に。

苦み食感はまずまずでした。ということは大量にできたら保存食に変換できます。季節はずれに出せば、切り干しダイコンと対抗できるでしょう。

ここ数年、ゴーヤは小ぶりなものしかできず、うまくいっていません。種蒔きを例年並みにしても発芽が遅れ、緑のカーテンになるのが7月末。これでは大きな実はなりません。

ゴーヤの種は硬い殻に被われて発芽しにくいのは確かです。一手間掛けて棘の部分を欠いてやると出やすいということが分かりました。発芽適温も高めですから、来年はポット苗にしてみようと思います。

苦みの少ない変わり種のゴーヤは、200mほど離れた畑に通っていたころ隣のおじさんにあまり苦くないからと言われていただき試食、種も確保して以来10年近く作り続けています。

黒ゴマパン

2013.08.26 (月)

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 ゴマムシに食べられつつも収穫した黒ゴマをいれて、食パンをつくりました。ホームベーカリーに材料を入れて、スイッチをおすだけでできます。
 我が家は、基本三食ともご飯(黒米入り)なのですが、時々、パンを焼きます。黒豆やドライフルーツ等を入れてつくったことがありますが、なかなかイメージどおりにはなりません。
 でも、今回の黒ゴマは、大成功でした。焼きたてのときは、少しゴマの香りがして結構好評でした。
 今も2回目を挑戦中です。ちょっとマイブームになりそうです。

今年もいました

2013.06.12 (水)

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卵塊は2つに増え、最初の塊はとろけ始めています。

夕方になると鳴き声がするので、偵察を繰り返しているとオスを見つけました。日中は水面下に潜っていることが多いのでなかなか見つけられません。

近所の山裾に池のある方と話をしたら、毎年現れるそうで、どうやら北側の山からのこのこ下りてきているようです。


去年の写真はこちらから

穴の中

2013.06.09 (日)

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畑を耕耘した後3cmぐらいの穴があちこちにできます。正体はこれです。5月末ぐらいから目が覚めて外の様子を2週間ぐらい見ていました。代掻きをするころ水が入ると居場所が出来たと出て行きました。

これはトノサマガエルです。今年もモリアオガエルはきましたが、池の周りをきれいに掃除したため草むらが消え、卵塊は1つだけでした。一雨くればまだ可能性がありますが、オスが見あたりません。

3月4月田んぼをトラクターで耕耘し始めるとトビが近づいて偵察を始めます。飛び出てくるカエルをねらってのことです。エンジンの音よりよく聞こえる羽音がしたかと思うと足でカエルを鷲づかみにしていきます。

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