古老が伝授した方法を試したのでお知らせします。
完熟適期の甘柿は寒さに当たると早く進んで柔らかくなってしまいます。熟す前は青臭く、糖度も上がりきっていません。多くの作物は5℃から氷点下の寒さにあうことで糖分を貯め込む性質を持っています。ブドウだと熟成期に寒暖が大きくなるとより甘いブドウになるそうです。ということで、ほどよい熟れ具合を見計らって収穫し、保存作業に入ります。
1 ヘタの枝を切り取って、1〜2個ずつビニル袋に入れて口を結びます。中の空気は極力出してから結びます。
2 漬け物樽など大きなプラ容器で水を張っても大丈夫な桶に入れていきます。
3 7〜8分目まで入ったら水道水を入れて、柿が水の中に隠れる深さにします。
4落としぶたを入れ、漬け物用の重しや水を入れたバケツなどで柿が水の中に沈んだ状態にしてできあがりです。
注)ビニル袋の臭いが柿に移るようで、食べる前日ぐらいに取り出しておくと気になりません。置き場所は冷暗所がいいです。ビニル袋に入れるとき穴を開けないようにしないと水が入ります。
落としぶたの手前の穴から柿が見えています。外の柿は深紅になって柔らかく末期状態です。野鳥にとってはこの頃が一番のご馳走です。今シーズンは終わりですから、来シーズンお試しください。
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