カーバイトを入れて追熟しているものを試食しましたが、甘みは少なく酸っぱいです。もう少し柔らかくなっても甘みが増える見込みは少ないかもしれません。寒暖の差にあいながら少しずつ糖分を蓄えさせた後に収穫した方がよさそうです。バケツいっぱい採ってしまいました。自家用の試食で終わりそうです。
お客様が車を止められた後、鈴なりの木を見学されることが多いようです。食べたことはあってもなっているのを見たことがない方にとっては珍しく、たくさんの実に圧倒されています。
我が家のキウイはヘイワードという小振りの品種です。かれこれ40年前に当時としては珍しい苗木でしたから雌雄の苗を庭先に植えました。台風の時に倒れること数回、剪定を繰り返しながら現在に至っています。
剪定しないと枝と枝が競争して、日当たりのよくないところが枯れ込む習性はキウイに限らず、カキ、クリ、ブルーベリーなど多くの種類が持っています。イチジクは今年伸びた枝を一芽だけ残してばっさり切ってしまうことで毎年たくさん実をつけるようになりました。いずれも日当たりが一番影響を与えるようです。
毎年、独自の世話をしなければいけないのがブルーベリーです。ツツジの仲間は野生状態では火山灰土のような弱酸性の土壌を好みます。意図的に酸性に傾かせるため、寒中にピートモスの粉を周りに埋めています。表土に近いところに小さな根をびっしり張るようになればいい状態です。
世話をすれば翌年いい結果が出やすくなります。しかし、少し離れたところの果樹畑ではシカが出没して下草と果樹の新芽を食べまくってきました。ヘーゼルナッツの直径が1cmほどの若い枝は口にくわえて折ってしまいます。来春に向けて網を張らなくてはと思案中です。下草を食べた後に丸い糞がいっぱい。肥料を残していくのに感謝すべきかどうか、食事のお代にしては割が合いませんね。
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