堰の土砂をのけて水が入る準備をしたとき、水量があるので隣の田んぼの土用干しをしました。ひび割れが入るくらいになっても湿り気はありますからイネはびくともしません。土の中のガス抜きとちょっとだけ危機感を与えて根を伸ばすように仕向けた次第です。
オタマジャクシには気の毒なことをしました。すでに子ガエルになっているものもたくさんいるので、影響は出ません。草刈りをすれば大きなトノサマガエルをちょん切ってしまいますし、食べ頃のサイズはアオダイショウにずっと狙われています。
隣の田んぼは水持ちがよくないのに合わせて2段階で溶解する肥料の効きもやや弱いようです。防護柵をした下手の田んぼと比べて草の茂り方も負けています。病気は今のところ出現していませんが、10日後の出穂期にどうなるか見ものです。ヒノヒカリなみに耐病性があれば、後は食べて気に入るかどうかだけです。
米の流通は自由化されたのにJAS法が小規模農家の米販売の足を引っ張っていました。産地も品種も生産年も表示は自由と思っていたら、大間違い。個包装をしたら未検査米としか表示できないなんてとぼけた農業政策です。注文に応じた量を袋に入れてばら売りで逃げています。悪質業者規制でとばっちりを受け、農政局からお墨付きをもらったJA職員が検査官をしているのは給食糧管理法の名残ですね。等級検査の意味をご存じの消費者はとても少ないと思います。目視による品質と精米にならない粒の混入率の検査です。要は精米の歩留まりが分かるので、取引価格に連動しているだけのことです。「美味しい」かどうかの検査項目はありません。正体がはっきりしている米が一番信用できます。
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