今日、井戸の周りの植木の剪定と草取りをしていたとき、地面の穴の中から白い蛾のようなものが出てきました。大きさは、5センチくらい。よく見ると透明な柔らかい翅がみえます。
二つの目は、燃えるような赤。セミです。
セミの抜け殻は、たくさんあるのですが、夕方の6時ごろに(外はまだ明るいのに)羽化したばかりのセミに出会うのは初めてでした。翅が透明なので、ヒグラシかなあと思い、近くのナンテンの木につかまらせて様子を見ることにしました。
一時間後、見に行くと、写真のように翅に少し模様が見えてきて、アブラゼミとわかりました。
さらに、一時間後にはすっかり見慣れたアブラゼミになりました。
幼虫から羽化するところではなかったけれど、きれいでした。今晩、ナンテンの木につかまってしっかり翅を乾かして、明日の朝にはとんでいくことでしょう。
土の中に何年もいて、時間を間違えて出てきたあわてもののセミでした。
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