白く見えるのは花びらではなくがく片です。白は控えめですが、ピンクは緑の葉と対照的になるため華やかです。我が家になくとも近所周りで愛でることができます。
一昔前のこと、女の子が生まれると嫁入りダンスをもたせるのにキリを植えるという慣わしがありました。生活様式も変わってすっかり廃れてしまいました。花は10メートル近い高さの頂上に咲き誇っています。やがて種を飛ばし、あちこちに生えてきます。木の生えていない日当たりのよいところで発芽するようです。
もうしばらく庭先では入れ替わり立ち替わり花が楽しめます。
新型コロナの病巣はどうやら鼻腔から咽頭部にかけての粘膜だけでなく口腔内の粘液も運び屋になって気管支から肺へと侵入するようで、さらに消化管内にも入り込んで消滅しないのではという憶測も語られています。どこで増殖しようかという選択が柔軟なウィルスは血管内に入ったときが一番厄介な症状になっています。インフルエンザでも似たようなことはおこっていますから甘く見ない方がいいということでしょう。唾液が検体に使えるということは裏を返すとうがいの予防効果はあるとともにまき散らしやすいということも自覚しておかないといけませんね。見えないウィルスがあちこちにいることを想像して社会生活の行動様式を自分のものにしていくことで感染リスクは抑えられます。
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