2回目の稲刈り

こんなにひこばえが伸びて籾まで膨らんだのは久々のことです。

両手の手根管の手術後、コンバインの籾袋や籾摺り後の紙袋を下げ回った結果、靱帯の修復と神経への刺激が強すぎて、まだ痛みが取れません。2回目の稲刈りも3分の1ほど刈り進めてギブアップです。痛みと力が入りにくい状態で参りました。切れ味が落ちてきてチップの研磨が必要になったところで交代しました。

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1人夫4時間程度の稲刈り作業となりました。後は年内に荒起こしと畦際起こしができればいいのですが、天候次第です。

近隣の落花生をカラスが狙ってついばんでいます。少しずつ掘り上げながら、網目のはっきりしている鞘をラジオペンチでむしりながら実を取り出しています。若い実は白い薄皮に覆われ、熟れてきだすと薄皮がピンク色に染まります。完熟すると茶色に変身です。寒暖の差が大きくなってきたため白い薄皮の実は茹でて食べてみると甘みが強くなっています。意外と美味しいということから、カラスが食べたがる理由が分かりました。

熟れていない実をつけたまま草を乾燥させるために置いていたら、カラスはきっちり食べ尽くしていました。夜明けとともに動いているに違いありません。姿を見かけると今日もエアライフルで脅しています。時々しか使わないとBB弾の直進性は怪しくなり、右に左に彷徨って飛んでいます。目のいいカラスは近くをかすめると危険を察知しています。

ついつい食料を奪い去る動物を敵と見なしている自分が、循環している自然界の営みに逆らっているのではないかと思うことがあります。自分の都合だけを考えて生産活動を展開していると、どこかでしっぺ返しを食いそうな気がしてなりません。天の恵みをいただくおおらかさが、自然の成り行きに。保存する知恵はカラスにもあるようですから。

— posted by fuku at 08:04 pm   commentComment [0]  pingTrackBack [0]

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