キアゲハの食樹

ミカン科の柑橘系の葉を食樹とするアゲハ類は新芽が吹くのを待ち構えて寄ってきます。マクロレンズではないため、あまり近寄っていません。それぞれ産み付けられた卵を見つけられるでしょうか?

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幼虫になっても早い段階で捕殺すれば被害は食い止められます。木が大きくなって、気づかないときは糞がばらまかれることでやっと気づきます。

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昆虫の食草、食樹は植物から発するホルモン、近寄るとそれぞれの臭いを嗅ぎ分けられる成分です。キャベツの臭い、ミカンの葉の臭い、かすかな植物ホルモンを嗅ぎ分ける遺伝子が組み込まれて、種の保存のために特定の植物を餌としています。

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人間は雑食の頂点にいますから、適応能力を高めた結果でしょうね。肉食、草食と人間が勝手にふるい分けているだけで、実は雑食になっているのが食物連鎖です。葉っぱを食べた毛虫や芋虫は消化済みの植物が詰まっています。肉食とは言えないわけです。

ネットで囲って栽培する人が増え、モンシロチョウも右往左往しながら食草の範囲を広げて産卵していることがあります。柔軟性があると判断するか、棲み分けが乱れていると判断するか、即答できない問題ですね。

— posted by fuku at 08:39 pm   commentComment [0]  pingTrackBack [0]

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