昭和30年代のころはコンニャク芋を育て、自家製コンニャクが当たり前でした。ミキサーがなかった当時でも鍋とすりこぎとにがりがあれば作れますからお手軽です。
刺身コンニャクと名付けて特別のものがあるように思わせていますが、実は作り方をちょっと変えているだけです。イモを煮て潰したら、水を入れてどれくらい薄めるかによって硬いコンニャクになったり刺身コンニャクになったりします。
出回っているコンニャクに黒いつぶつぶが入っているものがあります。イモの皮の破片ではなく、ヒジキです。色味をよくしようと混ぜているのです。
自作していてうまく固まらないときはにがりの量を芋の重量比にあわせて計算してください。にがりを入れて混ぜているとコンニャクの独特の臭いがしてきます。2回に分けて茹でるのは固めるために茹で、にがりを追い出すために茹でるという手順です。
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