マメ科と共存関係にある根粒菌は空気中の窒素からアンモニア態窒素を作り出して豆に供給し、豆は葉の生育に消費しています。見返りに葉で光合成を行った結果としての炭水化物を根にも運んで根粒菌の栄養源として消費させています。
カラスノエンドウの根粒菌の巣です。冬を越して春に花を咲かせます。下側は乾燥中の黒豆の根粒菌です。これは残骸です。
健全に根が育って、根粒菌が定着すれば窒素肥料は控えめですみます。窒素過多で育てると草が生育しすぎて実付きが少なくなります。今年は圃場を変えて連作障害から脱出し、亜リン酸を2回に分けて少量散布しました。来年の作付けでよい結果が出るよう期待しています。もちろん天候具合も絡みますから判断は難しくなります。
ハダニ退治で葉が元気になりそこそこの実が収穫できました。ただ、夏の強い日射しで果皮がただれており見かけはよくないです。近隣のユズも同じようなことになった実がありました。コップ1杯ほどの汁が搾れました。
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