昨年ハクサイの葉をレース状にした犯人です。犯人?犯虫だ。甲虫の仲間なのに飛べない虫です。成虫も芋虫も死んだふりが得意です。行動範囲はアブラナ科の植物があるところに定住状態です。土の割れ目の中や吹きだまりの落ち葉の中などで越冬します。
捕殺といってもピンセットではつまみにくく、指で潰すのもままなりません。泥筆で捕まえられるという記事に飛びついてみました。適度の粘りがあると背中に張り付いておもしろいほどよく捕獲できます。ただし、水加減が微妙でした。水っぽいと弾いてしまいます。堅すぎると馴染みません。
30分ほどダイコンやコールラビの葉を持ち上げて捕まえるとこの数です。
作物に影響がなければ収穫時に土や葉の間をバーナーで焼くとかなり退治できそうです。作物の入れ替わり時期、アブラナ科は途絶えることなく作っています。完全に標的になっているというより、虫を飼っている状態です。雑草のタネツケバナも大好物のようです。植え付けていない空白の隙間があれば殺虫剤に一時頼ることも選択肢です。ネットをかけたときに裾をすべて土で伏せると効果が高いのはよく分っています。しかし、労力と畝間を広くとらざるを得ないので実現しにくいです。
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