循環式精米機でモチキビの表面を削り、食べやすく加工する作業をしました。精白といいます。負荷を加減しながら20分ぐらい運転すると表面の硬い皮が削れていきます。しかし、均一にどの粒も同じように削ることができません。早く仕上がったものと、まだ最初の段階のままのものとが混在しています。
拡大するとよく分かります。これぐらいから負荷をかけすぎると削れた粒が砕けていきます。ぬかが落ちるところで砕けた実とぬかの出具合を見計らいながら調整して20分。次第に粒がそろって、黒い斑点が入った粒が目立つようになります。
ある程度食べられる部分を削ることで、最終的にこんな色目になります。ぬかと砕けた実が混じって捨てる部分がバケツ1杯分ぐらいになりました。再び畑に戻すことで土作りになります。翌日畑の方を眺めていると野鳥が群がりついばんでいました。
雨の日が短いサイクルで多くなっています。畑の耕耘作業ができません。そこで、黒米も精米して8分づきぐらいに仕上げました。穀物も野菜も皮ごと食べれば栄養補給の幅が広がる話が多い中、お腹に入ってどれくらい消化されるかという問題もはらんでいます。ポリフェノールは美味しい味どころか渋みがあります。赤ワインのようにほどほどに混じっていることで美味しさの調和が出るものです。精白・精米すると美味しさが増すところがメリットになります。
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