レース状のハクサイ

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今年はダイコンハムシとハスモンヨトウが爆発的に繁殖し、ハクサイは被害甚大。不織布のトンネル内で9月中は食害もなく順調に育っていたのですが、冷え込みの少なさと度重なる雨にトンネル内は蒸れて虫のえさ場と化していきました。土で伏せていませんから成虫は潜り込み、産卵羽化を繰り返していたのです。

ダイコンハムシは幼虫も成虫も食害します。増えるとお手上げで早い段階で薬剤に頼るしかないようです。試しにずいぶん前に使ったことがあるデプテレックスを散布すると殺虫効果は抜群です。しかし、根元に隠れていたり近くから移動してきたりして10日もすればまた動き回っていました。

ミズナ、ターサイ、チンゲンサイ、カブなどことごとく被害にあいましたが、しばらくアブラナ科を作付けしていなかった畝では被害が少なかったのが不思議です。葉から出てくるそれぞれの臭いと餌の場所が伝わっているのかなと想像してしまいます。発芽して間もないころはキスジノミハムシが襲いかかります。園芸ネットはすり抜ける小ささです。これも増えすぎると本葉が育たないぐらい喰われてしまいます。

余談ですが、デプテレックスという商品は製造会社が更新登録を申請しなかったため製造打ち切りになったそうです。多額の申請料を納めるに見合う売り上げがない農薬は消えるということです。近隣の迷惑から粉剤はどんどん姿を消して使われなくなっていますから、売り上げも伸びないのでしょう。

— posted by fuku at 09:38 am   commentComment [0]  pingTrackBack [0]

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