水田の雑草の代表格はイヌビエというのが昔から居座っていました。 除草剤の成果で、きちんと散布し、水管理をすればほぼ退治できました。
ところが、10数年前代掻き時期に上流から種が流れ込み、コナギが大量発生したことがあります。丁寧に除草剤を使うとかなり減らすことができました。しかし、放任状態の圃場から毎年流れ込んで、退治するには至っていません。近隣の作付けはアキタコマチの早生種ですから、中晩生を作付けする我が家は不利です。
下火になると次の新種がはびこります。現在はこのホタルイに困っています。
最初の除草剤で半分ぐらい退治し、効き目がなくなると次が発芽してきます。中期除草剤を使ったこともありますが、苗の状況ではダメージがでてしまいました。葉がどんどん黄色みを帯びて元気がなくなり、回復に時間がかかってしまうのです。
結局、毎年手作業で減らしています。これまた上流の圃場から毎年種が流入してきていますから、我が家だけで解決、根治することは難しいです。出かけたときに車窓から発見できるのはイヌビエの大群に埋もれた田んぼです。イネ以上に雑草がはびこると株は太らず終了は半分以下になってしまうのが常です。それぐらい雑草の影響は大きいということです。
暑いさなか、ホタルイを抜き取るのに歩き回るのは大変な作業です。今年はトラクターに種がついて回り、ほかの圃場でもパラパラと生えてきました。この勢いには圧倒されます。
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