田植え

40枚の苗は余りながらも完了です。苗代の苗はご覧の通り、養生シートを1日遅らせただけなのにかなりの徒長です。籾の量も多くてやや細い苗に仕上がりました。

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イネは繊細なようで、強健なところがありますから、活着してしまえばぐんぐん育ちます。条件に合わせてそれなりにできます。収量とか食味とか、見栄えとかを言い出したらきりがありません。

自然災害や病気被害、鳥獣被害にあわないことが一番の願いです。昨年はある圃場が紋枯れ病となり深刻でした。粒は大きくならず、穂首は折れ、収量激減とともにくず米が大量に出ました。

効果のほどは不明ですが、ある実験を試みました。代掻き後、土が落ち着いたら掛け流しをして、ゴミや菌核を洗い流すという方法です。湛水したままにすると、浮いた菌核は居座ってしまうだろうと予想しています。

結果は出水後に現れてくるはずです。紋枯れ病とイナコウジの黒い塊が減れば効果ありということになります。

美作地方では田植えが済むことを「代みて」といいます。苗代の苗がなくなることを「みてる」と方言で言うことによります。協同田植えをしていたころには一段落をお祝いして慰労会を開いていました。田植機の出現とともにこの風習は廃れてしまいました。

— posted by fuku at 08:24 pm   commentComment [0]  pingTrackBack [0]

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