曇天の中、高気圧が冷気を送り込んで雨だけは逃れる花見でした。荒れ模様が少ない今年は桜の花も長くもちました。といいながら今日は近隣だいたい散ってしまったようです。
昨日今日と花見日和になり、天気だけは都合よく回ってきません。放射冷却も手伝って霜は3回ぐらいやってきています。ジャガイモはやっとのぞきかけですからセーフですが、キウイは今年も最初の芽が完全にやられました。
子供のころはサクラを愛でるようなことはしませんでした。花見といえば春休み中を利用しておにぎり弁当、運良くいけば巻き寿司を提げて山登りです。尾根伝いに300m級の縦走というのが流行でした。通称「しろずり」という地元の子供たちだけが知る場所です。
花見の花はミツバツツジです。遠くに見えるピンクの塊がそうです。ただしこのあたりのおしべはすべて10本あり、コバノミツバツツジになります。純血種はおしべが5本なので簡単に見分けがつきます。しかし出会ったことはありません。
花見で山登りした後、2、3週間後にはワラビ取りが相場でした。手入れされた山はワラビの宝庫、近隣からも採取にきて出荷する人もいました。
花に囲まれているともうしばらく花見気分でいられます。
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