モチキビの精白

機械のなかった昔は唐臼という道具や水車の杵つきで行っていました。循環式の精米機はスクリューのような心棒を回転させ、網でくるんで糠を落とせるようにしています。送り出てくる方に抵抗を調節するレバーがついています。材料を擦りあわせながらぐるぐる循環します。

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玄米より滑りやすい表面のためかなり強めに抵抗をかけます。かけすぎたらモーターが回りませんから、手加減です。さいしょの15分ぐらいは糠成分がどんどん出てきます。少しずつ黄色に変化していきます。

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機械の網は玄米用のため小さめの粒は次第に糠とともに落ち始めます。ふるいにかけながら元に戻し、全体が黄色になるまで繰り返します。昨年より長めに擦ることで黒いところが減りました。でも、多いです。

カメムシに攻撃された黒い粒が今年はかなり目立ちます。殺虫剤は使いませんからやられ放題です。天候によってカメムシの発生も変化しますから、もう成り行き任せです。

2時間少々の精白作業でした。異物取りは手作業です。色彩選別機を使えばかなりの精度で短時間により分けます。エアーコンプレッサーで圧縮空気を瞬間的に吹いて異物をはじき飛ばします。一台数百万は手軽な値段ではありません。

コイン精米機にも付属したものが多くなりました。循環式精米機ではできない優れものです。

— posted by fuku at 08:23 pm   commentComment [0]  pingTrackBack [0]

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