実践事例を見る(19)
 「総合的な学習らんど」のWEB上に紹介している学校のリンク先をたどりました。
学校名 新潟市立太夫浜小学校
所在地 〒950-3112  新潟市太夫浜2045−2
URL http://www.niigata-inet.or.jp/tayuhama-e/13top.htm
電話 TEL:(025)259−2251 FAX:(025)258−6335
学年 3,4,5,6学年
テーマ
「人やもの、自然と豊かにかかわり、自己を高める子供の育成」
カテゴリー 地域、福祉、環境、国際理解

 久々に実践が継続している学校に巡り合わせました。WEBでの紹介も充実しており、学年ごとの活動テーマを見ていくと、実践が積み上げられていることを読みとることができました。これはと思うものを以下に引用します。

平成16年度
4年「夏休みのボランティア」
4年「公園をきれいにしよう」
4年「ケアハウス希望の園訪問」
4年「太夫浜保育園訪問」
4年「ボランティアってなあに?」
5年「太夫浜海岸大発見!」
6年「再発見太夫浜」
平成15年度
3年「新潟空港・朱鷺メッセ見学」
4年「地域の人の役に立とう2」
4年「ケアハウス希望の園」交流活動
4年「太陽の村見学」
5年「福島潟の自然・水俣病」
5年「太夫浜海岸環境サミット2003」
6年「私たちの未来の街」
6年「松浜商店街調査」
6年「太陽の村訪問」
6年「ケアハウス希望の園見学」
平成14年度
3年「民話で世界を知ろう」
5年「福島潟など見学」
5年「私たちの未来の川はこんな川」
6年「太陽の村との交流活動」
6年「新潟ドリームプラン2010」
平成13年度
4年「カメルーンのチャールズさんと韓国のキムさんをまねいて」
平成12年度
5年「太夫浜を紹介しよう!」
6年「太夫浜の歴史を調べよう」

 もう一つ注目したのは、低、中、高学年の各段階で付ける力を平成15年度に設定している点です。詳しくはWEB上で見ていただきたいと思いますが、「課題設定力」「情報活用能力」「コミュニケーション力」「自己評価力」の4点が設けられています。このことは手前みそになりますが、当コラム110を再読していただきますと共通点を見いだすことができると思います。
 私だけが気にとめるであろうことがもう一つありました。トップページに登場する「学習素材」という言葉です。私は平成元年ごろに使い始めました。当時は教材という言葉しか使われていませんでしたから、いちいち申し開きをしないといけない言葉でした。ようやく市民権を得たような気がしております。因みにGooglにて「学習素材」を検索すると258,000件ヒットしました。そして、私のサイトは8番目に登場します。

 意識変革に柔軟な姿勢を持ったリーダーシップの存在とともに、リーダーシップの先導へ柔軟に対応していく先生方がいるならば、どこの学校でも実現できることだと思います。ところが、先生の仕事は教えることという保守的な考えが支配するのは、ひとえに楽ができるからだと私は考えています。
 意識は条文によって変えられるものではなく、その人自身が変えるしかないのです。同和教育の成果はそのことをよく物語っていると思いますが、いかがでしょう。