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さくらチップ製造

燻製を作るためのさくらチップを自前で調達すべく挑戦しました。ヤマザクラやウワミズザクラの原木はありますから、チップにするだけです。チェーンソーは使えません。チェーンオイルが混入しますからダメです。電動ノコギリは粉になってしまい、小さすぎます。自動カンナは使えますが、表皮を取り除いての作業になります。集塵機もありますから、好都合です。ただし、機械にかけられるような下準備が必要です。

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そこで、手っ取り早くディスクグラインダーにエグリカッター刃を装着して削り出してみました。いい感じです。

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気持ち薄いかなとも思うのですが、燻してみて使えるかどうかを確認します。

エグリカッターは忌まわしい事故を思い出します。右手人差し指の先を削ってしまった事故です。だいぶ肉が盛って長さの違いはわずかになりました。やはり削られた骨は元に戻らずへこんだままのようです。手根管症候群のしびれが1年経過して9割方改善されたので、指の感覚は敏感になりました。やれやれです。ボタンかけも普通にできだしましたからありがたいことです。調子に乗って無理すると握る手はとっても痛くなり、本調子にはなっていません。

— posted by fuku at 09:21 pm   commentComment [0]  pingTrackBack [0]

コースター製作

暖房の効く作業場はないので、暖かい日を選んで車庫の端で切り抜き作業をしました。自動カンナで仕上げていた薄板をすべて使って木取りをし、30数枚ちまちまと切り抜きです。クワやアラカシは堅い木ですから、やや時間がかかりました。

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この後、ベルトサンダーとエアーグラインダーで研磨作業を半日。連続使用が30分のベルトサンダーは時間超過すると軸受けのベアリングが熱でおかしくなり、分解して耐熱グリスを補給する羽目になりました。プロ仕様かどうかがこんなところで差になって災いします。

ウレタンに近いニスを軽く塗って仕上げました。何もつけない生地のままだと、結露した水滴にさらされシミができるので、塗装することにしました。

1枚単価は150円に改定します。さて、どれぐらいのペースで売れていくかです。これで売り切れたら、在庫の板を自動カンナで薄板仕上げにしなくてはなりません。

— posted by fuku at 09:27 pm   commentComment [0]  pingTrackBack [0]

折りたたみ椅子とテーブル

ネット上のデータを参考に変形させて試作しました。テーブルは900×560mmの天板です。材料は2×4の規格サイズを選んでいます。ホームセンターでは得意とする店があり、そこでは品揃えが豊富でした。ただし、節目や割れ、傷、ゆがみがあり、より好みをするのに手間取りました。

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テーブルも椅子も38×19mmの細いサイズで、耐荷重を心配しましたが、思ったより頑丈です。

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表面を簡単にサンディングしてから塗装しました。屋外用の耐水性のあるニスとラベルにありましたが、よくよく説明を読むと、どうやら1剤タイプのウレタン樹脂塗料でした。ホワイトパイン材は毛羽立ちしやすく、ツルンとさせるには1回目で表面研磨をしないといけないようです。妥協して省略。天板だけ2度塗りで、指定の3度塗りはしていません。塗料は各種ありますが、野外用の木に使うものはいずれもいい値段です。

好評なら第2号を作る予定です。材料費だけで6000円ちょいですから、注文すると2倍以上の値段です。

— posted by fuku at 10:12 pm   commentComment [0]  pingTrackBack [0]

厨房のカップ&ソーサー棚

当初、引き出しに詰め込んでいたのですが、お客さんにあわせてデザインを選んで出そうと思うと手間取っていました。同じものなら取りやすいところからいけるのですが、前後すると出したり入れたりの繰り返しです。既製品を探したものの、ドンピシャはありません。ソーサーの直径に合わなかったり、はめ込みがうまくいかなかったり、値段が高すぎたりなかなか難しいです。結論は自作。

一番困るのは、直角に真っ直ぐ切る道具がないということでした。テーブルソーはサイズも大きく、本格的になってしまいます。手頃なのは丸ノコ。こちらで探していたら、スライド丸ノコがあり、最適な道具でした。マキタか日立かの二択です。無難な評判の日立にしました。ノコの直径が大きくなると値段も上がり、レーザーの位置合わせが付くと便利ですけど高くなります。中堅の機種に決定。アマゾンが安いと思っていましたが、最近は外部店舗が入り乱れてとっても怪しい製品と価格になっています。結局出品側の本家本元で1万円安くなりました。

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正確に切れるということは最後のはめ込みで実感しました。窓枠にぴったり収まって、4か所パネル釘でとめるだけで大丈夫のようです。

これで使い勝手はばっちり。手を伸ばせばさっと用意できるようになりました。

— posted by fuku at 08:35 pm   commentComment [0]  pingTrackBack [0]

ペーパータオルスタンド

厨房で使う道具の注文を受けて、手持ちの材料で作りました。台座はアラカシと30年前にもらった端切れの板を使いました。南洋材は独特の匂いがありますが、日本にはない緻密な材です。厚さもそこそこあるため、糸のこ盤で円形に切り出すには一時間以上かかりました。アラカシも堅い材で、円形に切るには小一時間かかりました。

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支柱はホームセンターで買っていた余り物です。

厨房の棚、テーブルごとのメニュースタンド、玄関看板、門柱看板などすべて紹介しませんが、ちまちまストックしていた材料で作ってきました。

— posted by fuku at 07:24 pm   commentComment [0]  pingTrackBack [0]

アンモナイトコラボ

ツーソンミネラルショーでの小型アンモナイトを使っています。木はクワです。整形後に研磨しただけの天然仕上げです。ストラップ、チェーンなどにセットします。固定はエポキシ樹脂接着で、強度、耐水性能に優れたものを使用していいます。

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ラッパをモチーフにした両面レリーフです。

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シンプルなしずく型にはめ込みました。

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カタツムリをモチーフに両面レリーフです。

価格はこれらの本体だけで一つ3,000円です。いかがでしょう。

— posted by fuku at 08:17 pm   commentComment [0]  pingTrackBack [0]

アンモナイトのはめ込み

気温上昇に伴って工房の細工を再開しました。寒風吹くときは指の動きもぎこちなく本気になりませんでした。

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直径約3cmほどの加工済み化石です。口のところは仕上げ研磨していません。そこと木枠をエポキシで接着しよう考えています。6mm厚の板にした材料を糸のこで切り出し、後は小刀でレリーフの要領で削っていきます。仕上げ研磨はサンドペーパーとバフの段取りです。

遅霜の心配をしながら、ポットに種蒔きもしています。しばらくは温室に置くことになります。昨年の失敗は気温が十分上がらないまま、亜熱帯性の種を蒔いたので不調でした。今年は遅らせて挑戦です。

農園レストランの厨房づくりに取りかかっています。保健所の図面審査がクリアーすれば、完成検査を得るだけ。いよいよ前に進み始めました。

更新のお知らせスライドショー81満奇洞Link

— posted by fuku at 05:27 pm   commentComment [0]  pingTrackBack [0]

久々のHさん

Hさんは長年、小黒三郎の図案をもとに組木を作っています。我が家で調整した雑木を板にして提供したこともあります。久々に元同僚会が開かれた席にお土産として持ってこられました。干支の未です。

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板材や糸のこ盤の扱いの話になると熱心に経験談を語られます。最近はシナノキが多いとのこと。柔らかい白木です。時には黒檀や紫檀のはぎれを持ってこられる方もいるそうで、硬さゆえ作業は大変とのこと。

糸のこ盤で20mmの厚さの板を切り抜くには滑らかな送りと板の回転が要になります。焦れば焼き付き、刃の断裂ではかどらなくなります。切れるだけ送るしかありません。ところがついつい押し付けて、刃が弓なりになっていることもあります。繊細な根気強さが不可欠ですね。

— posted by fuku at 01:58 pm   commentComment [0]  pingTrackBack [0]

テープカッター完成

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研磨して成形したものを接着です。木工ボンドを塗って、締め金具で圧着します。接着面を強い力で押さえつけることによって強度が格段に上がります。接着剤そのものに強度は期待できませんから、薄い膜の方が持ちこたえるという理屈です。剥がしたときに直近の部分が肌別れするぐらいの強さになります。

組み立て後にテープを切断する金具の選定で困ってしまいました。専用のノコ刃のような金具は手に入りませんから、まさにノコで代用です。糸のこ盤の刃は見た目にはいい感じでしたが、刃先が鋭角にならないため切れませんでした。接着したものを剥がしてやり直しです。

ラップフィルムの箱についている刃は先端を研磨してけがをしにくい細工をしています。剥がして代用するには手頃なのですが、焼き入れしたような薄板の鋼材で折り曲げを数回したら折れてしまいます。アウト。

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結局先端が鋭角のジグソーノコの替え刃を流用することにしました。粘着フィルムは引き出す方向に繊維が平行になっています。繊維に垂直方向で切れ目が入るとたやすく裂けていきます。きっかけは鋭利な先端が当たることで切れ始めることになります。

車のガラスを割ろうと思っても普通の金槌ではなかなか割れません。しかし、先端がとがったハンマーで叩くと一点に力が集まって簡単に割れるのと同じ仕組みです。

これで切り口が分からなくなってイライラすることなく荷造り作業ができそうです。些細な道具も価格的にはワンコインの世界です。

— posted by fuku at 04:01 pm   commentComment [0]  pingTrackBack [0]

テープカッター

商品づくりではなく、必要に迫られてデザインしてみました。そこそこの価格で使いやすいものが市販されていますが、簡単に作れそうと実行です。

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部品は4点。アラカシの板とバクチノキを加工します。板は糸のこ盤で切り取るだけになります。心棒は手頃な丸太を玉切りし、ベルトサンダーで削り出します。手持ちの勘で円筒形に仕上げていきました。高速回転することもないですから、おおざっぱで十分です。

ガイドの小物もベルトサンダーで仕上げていきます。年輪に沿っていらないところをノミで割っていきます。あらかた形ができたら削り出しです。60#の荒いベルトにかけるとあっという間に成形できます。ただし、集塵機を回さずにやったので埃だらけになりました。

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寒い時期の屋外での加工は指の感覚が鈍くなります。恐怖の指削りは一昨年のことでした。薄手の作業手袋はサンダーに接触して数カ所穴が開いていました。よくあることです。指までは削っていません。

— posted by fuku at 09:25 am   commentComment [0]  pingTrackBack [0]

途中経過

指先の感覚が鈍っているのと寒さで遅々として進みません。

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柿の木を貼り合わせてアウトラインはできあがりです。あとは仕上げ磨きと金具の取付だけになります。

柔らかい素材と石を同時に仕上げていくのはやはり難しいことです。どうしても木の方が早く削れてしまい、思うような境界線になりにくいです。

さらには、磨き用のハンドルが付けられず、指で持ってバフがけは危険が伴います。はじかれると飛んでいきますね。他にいい手はないのでやってみるしかありません。

1年前のカッター刃の怪我を思い出します。指の先端の骨はやはり削られていたため、自らの修復は手間取っています。まだ指先に角質層が盛り上がり真皮で被われていません。これが片付くと指先の違和感がなくなるのではないかと期待しています。

— posted by fuku at 05:30 pm   commentComment [0]  pingTrackBack [0]

ルース

先週、東京まで仕入れにいってきました。

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毎年この時期に開催される商談会です。日本の他各国から業者が集まり商談の場になっています。原石、ルース(磨いた石)、製品、作業用機械、部品等を展示していて、各ブースを見て回ります。真珠をみても、各社、内容製品価格もそれぞれです。

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今回は、面白いものとして、琥珀がありました。飴色の樹脂の中に虫が入っていることで知られていますが、はっきりと芋虫のようなものがはいっていて話題になっていました。また、色も進化していて、グリーンアンバー(緑色)の他、ブルーのものも新しく開発されたそうで注目されていました。ただし、値段は高い!

それで手に入れたのは、パライバトルマリン。薄い水色のきれいな石です。希少価値があり、年々値段が上がってきています。製品にすると6桁は確実のものです。

もう一つがアレキサンドライト。これもなかなかいいものにあたりません。昔はこれほど価値がでるとは思っていなかったのでしょうね。

小さいけれどきれいなカットだったので買ってきました。 4月からの消費税アップ前とあって、結構人が多かったです。

— posted by fuku at 07:20 pm   commentComment [0]  pingTrackBack [0]

自動カンナがけ

自動カンナの屑の出口と集塵機をホースでつないで使っています。当初は自動カンナの機械だけでした。使うたびに掃除が大変だということに気づき集塵機を買ってしまいました。風のある日には小さなカンナ屑が飛び散り掃き集めることさえままならない状態になったのです。

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作業部屋の中で使えばと思いきや、これまた粉塵がすごいということになります。火気があるととても危険になります。

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自動カンナといっても削る量は手動です。深すぎると仕事は速いですが、歯に対するダメージは大きいです。カシやコナラなどは焦るとカンナの歯と台座の間に木のかけらが食い込み変形したことが何度かあります。甲高いうなり声が上がっているときが一番調子いいです。

写真では分かりづらいと思います。右からアラカシ、トチュウ、ハイノキという種類です。長さ40cmぐらいの細切れのため始めと終わりは小さな段差がつきます。そり、ねじれが出て、なかなか長い板に挽けません。

自動カンナはローラーで送るだけの自動です。逆目が混じるとささくれが出たり、端っこが弾け飛んだりします。入れる向きを確認しながらの作業です。雑木はどちらから入れてもささくれるということが多いです。

誰も相手にしない雑木だけに効率のよくない方法で板にしています。カンナ屑の量は半端じゃないです。

— posted by fuku at 07:34 pm   commentComment [0]  pingTrackBack [0]

間延び

デザインの決定もこれはというところに辿り着けず、種類をどうするかも宙に浮いたまま。

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リングがあればストラップ、ペンダントトップ、ピアス、イヤーカフスどれにでも使い回せるのは確かです。装着金具は使い回しで、トップを取り替えて楽しむという使い方を想定しました。

とりあえず手元にあるストラップで形を整え売り場に出します。耳は好みが難しいということもあります。

今回は黒真珠、黒蝶貝から産出するものを使ってみました。南洋真珠=タヒチ産かどうかは不明。安価なものは染色で流通しています。

冷たい時期、気分が向かないのですが、ぼちぼちロードナイトの仕上げを試みています。デザインの方向は木に貼り合わせてしずくの形に整形してみようと思います。とがった方にリングを埋め込みトップになります。

— posted by fuku at 07:49 pm   commentComment [0]  pingTrackBack [0]

とほほ!

メノウの仲間ということで、同じような作業をやってみました。

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意外と柔らかく、サクサクと研磨できます。ただし、力が入りすぎたり引っかかったりするとポロリと脱落しました。

この映像を取る直前にカメラが不注意で40cm下のコンクリート床に落下。ズームがうまく動きません。AFも怪しいです。鏡筒内でカタカタ音がします。画面の左上にケラレが出ているのが分かると思います。レンズはアウト。とほほです。

ボディはレンズを入れ替えて見ると正常動作。心配なさそう。レンズだけ修理センターに送り入院しました。3万何某の修理見積はとほほです。

以前の金属鏡筒のレンズはズームでも意外と頑丈でした。バスのシートに置いていたショートズーム+F2が急ブレーキで転落。大丈夫でした。

今は、軽量化を図り、AF、VRレンズ、高倍率ズームとメカが複雑になった分落下には弱いです。

単焦点レンズが一番頑丈ということになりますね。修理明細を見るとズーム、AF関連の部品交換で高くつきました。

車の修理同様、不具合のある部品だけを交換するのではなく、ユニットで交換することがほとんどです。このG4も不調になったときはロジックボードが疑われ、10年経過していたので補修部品無し、中古機からはがして生き返りました。ロジックボード=マザーボードのどこが不調なのかは追求しないんですね。人間様はそうはいきません!

— posted by fuku at 01:58 pm   commentComment [0]  pingTrackBack [0]

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