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 17 July 2001 name: 横川comment: パンづくりについて
 今パンを題材に総合的な学習の指導案を作っています。何か参考になる意見があれば教えてください。また、どんなことをテーマにしたらよいか(疑問形で)教えてください。

18 July 2001**comment:横川さんへ
 パンに絞り込むまでのプロセスが分かりませんので、「パン」だけから連想して考えてみました。「あなたの朝食はパンですか、ご飯ですか。」という生活に密着したところから、ディベートを仕組むこともできます。「パン派、ご飯派に分かれて、どうしておすすめなのか調べてみよう。」ということになります。 パン=洋食=外国の食べ物という意識は少ないかもしれません。「アメリカ人は本当に毎日パンを食べているでしょうか。」ということになると話は海外の食事事情にかかわってきます。ライ麦パン、ナン、中華蒸しパン、ピザ・・・などに広がっていきます。 イースト菌を利用して発酵させ、焼いた物という限定をしていくと行き詰まりそうです。主に穫れる穀物を水で練ってから焼くという調理法が原形ですから、パン屋さんのパンに固定されて進めていくと型にはまると思うのです。 「イースト菌がなかったころはどんなパンを食べていたと思いますか。」パンづくりの歴史と古代のパン焼きを体験していく過程で「なぜ日本人はパンを食べるようになったのか。」という課題が出てくると、日本の食文化の歴史に踏み込むようになります。麺類、すいとんの時代から、海外の調理法が入って多彩な今の食文化ができたことを学習してもよいでしょう。

14 Augast 2001 name: 康定comment: 総合的な学習に関して大変参考になりました。
 そばのタネに余りがあるようでしたら、送っていただきたいと思います。以前テレビで、ソバは土を浄化する作用があると知ってから一度やってみたかったのです。

14 Augast 2001**comment:康定さんへ 
ソバは1週間もするとこちらでも種をまく予定です。たくさんは送れませんが、2年がかりで増やしてください。9月になって蒔くと遅いと思いますので、夏休み中にされた方がいいと思います。10月末ぐらいに色づいた実ができますが、採るのが遅れると落下してしまいます。最初の年はこげ茶になったものから採取して来年用の種にしてください。秋ソバなら10倍くらいに増やせます。
20 Augast 2001 name:信長comment: 工業高校で「 総合的な学習の時間 」H14年よりを実施します。
今,マニュアルを作っていますが,どうしてもうまくやろうとすると,課題研究の延長になっていってしまいます。自分で言うのはおかしいですが,それではいけないと思います。普通教科の先生方にもどんどん参加していただきたいから,課題研究とは切り離して考えているつもりですが,どうしても課題研究の延長になってしまいます。なにか,アイディアがあればといつも思っています。

20 Augast 2001**comment:信長さんへ
 普通教科の先生も巻き込んで、専門教科を発展させた課題研究以外のテーマをということなのですが、一つの試みとして興味深かったのは防災教育といのちの学習という実践が有ります。プロジェクトの推進者から連絡をいただいたもので、リンク集にも載せています。
http://www.std.kobe-u.ac.jp/newsnet/sinsai/book/seisyo/index.htm
 高校の学区は広くなりますが、生徒たちの住んでいる町の中から素材探しをするのが近道のような気がします。私の住んでいる町の普通科高校の学区には「スポーツといで湯の町」「バレンタインの里」「モータースポーツの町」などをキャッチフーズに掲げています。地域の活性化を担う生徒として、各町のイベント等に参加していく中で町づくりに参画したり、ボランティア活動を展開したりすることも考えられます。職場体験を実施されているならば、そこをきっかけにフリーターにおちいらない仕事への夢探しをするのも興味深いでしょう。 学区の様子が不明なので当を得ていないかもしれませんが、学校の外に素材を見つ
けに行くことからはじめれば、教科の枠は越えられるのではないかと考えます。学区の様子、地域の様子をお知らせいただくと新たなアイディアでるかもしれません。