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8 Oct 2000 name:まーし**comment: 教育って難しい・・・
 総合学習に関すること、様々参考になりました。失礼かもしれませんが、1つだけ納得いかないことがあるのですが・・・。それは「フック船長の総合的な学習コラム>総合的な学習のスタート」の、「3 怒鳴り声をあげる先生はいない。」一つでも当てはまっているのならば、総合学習をスタートさせるどころではない、というところです。私はこの春から講師として教育に携わりましたが、時に毅然とした態度で叱らなければいけない場面があると感じました。本気で、熱情を持って生徒に接するのであれば、そういう場面も必要です。ご意見がありましたら、メール下さい。

8 ,Oct 2000 name: Fukk**comment: 追加説明いたします
ご意見をお送りくださいましてありがとうございます。全否定を意味しているのかどうかというあたりをお知らせします。 
 まず、怒鳴る目的を整理します。先生が自分の指示に子どもを従わせようとするとき怒鳴ることがあります。
? 騒いでいるのでしずかにさせたい。
? 先生の話を聞かないので、聞くように威嚇したい。
? 指示したとおりにしないので、怒りを伝えたい。
? 従順でない子どもたちに腹を立てて、怒りを伝えたい。
? 執拗にからかったり、人を馬鹿にしたり、差別的な発言をしたりすることは許せないので、毅然と怒鳴りたい。
? 命に関わる事態、危険な行いに対して制止するために怒鳴りたい
時に毅然とした態度で叱らなければいけない場面があると感じました。本気で、熱情を持って生徒に接するのであれば、そういう場面も必要です。
  「時に」がどんなときかは、?、?だけでいいと私は考えています。?〜?までは、先生自身の指導力の問題ですから、怒鳴らなくともすむ手だてや技術があります。それを身につけていけばいいわけです。教材研究をきちんとして、子どもを引きつける材料をふやしていってほしいと思います。1日の授業の1時間でも2時間でもきちんと教材を準備して、子どもに伝わりやすい言葉を吟味して授業に望めば、さすが先生だと子どもたちは信頼してくれます。
 もちろん、その中には学級開きの時から子どもとの信頼関係を作ったり、終始一貫した約束事で集団の秩序を維持したりする地道な取り組みが必要でしょう。
 学級崩壊の道筋をたどる一歩手前に、やんちゃな子どもたちに手をやき、大きな声を張り上げて何とかしようとする先生が何人もいたわけです。新米のころ私も時にはそうなっていたということです。怒鳴らないで子どもを引きつけるにはどうしたらよいかを自分の課題として乗り越えてきました。残念ながら乗り越えられなかった先生は学級が崩れてしまったのです。
  「叱る」のは「怒鳴る」とは意を異にします。子どもたちの言動で正しくないこと、常識をはずれていること、してはいけないルール違反は「叱る」ことです。客観的な判断と冷静な態度で叱らなければなりません。なぜ叱られているかが伝わっていれば子どもたちは叱られることに納得していると思います。

 4 Nov 2000 name: kariya**comment: コラム読みました
 コラムを読ませていただきました。その通りだと思います。書かれているような雰囲気で本校では進められている感じがします。本校のホームページがありませんので、インターネット上で発信できないのが残念です。
 ところで、文部省か何かの関係者の方ですか。私は以前、文部省主催の環境教育指導者研修会とやらでヒントを学習する機会をいただいたので、総合学習を担当させてもらっています