総合学習バーチャル実験室
町づくりの素材
1 町づくりの視点
1)新しい視点
・ 障害者に優しい町づくりの企画
・ 行政とともに企画する町づくり子ども会議
・ わが町を紹介するパンフレットづくり
・ 生涯学習として人が集う場に参画、子どもも参加できる公民館講座
・ 地域の文化を伝承する実践的な学習
・ 地域の専門家人材と双方向の交流
・ 町づくりシュミレーションゲーム(「シムシティ」コンピュータゲームの活用)
2)見直すべき視点
・ 町づくりはお役所の仕事から住民参加へ
・ 町づくりは大人の仕事から子どもも参加へ
・ 町づくりに個人的な思いつきは不要から個人の発想尊重へ
・ 一方通行の町づくりから双方向の町づくりへ
・ 財政と事業効果の効率から住民のための事業へ
・ 公共の福祉、みんなという視点から少数者のための条件整備へ
・ 集合施設から分散施設へ
・ 前例尊重から現実の必要感尊重へ
2 観点を養う材料集め
1)交通事故マップ
・ 道路、標識、表示
・ 時間帯
2)バリアフリーマップづくり
・ トイレ
・ 電話
・ 自動販売機
・ 点字表示
・ 入り口スロープ
・ 手すり
・ 段差
3)子どもが参加できる講座マップ
・ 生け花
・ 手芸
・ ちぎり絵
・ 絵手紙
・ トールペイント
4)町かど探検文化財マップ
・ 史跡
・ 建物
・ 無形文化財
5)専門家人材マップ
・ 手工芸家
・ 園芸、農業、漁業
・ 自然観察
・ 古老の聞き取り
・ 伝承文化
6)夢で描く町並みマップ
・ 図画工作と合科
7)町じまん紹介マップ
・ 施設探検
・ 名所旧跡探検
・ 観光名所探検
・ のんびりできる場所探検
・ 静かな場所探検
・ 釣りができる場所探検
3 実践に向けて
1)子どもの権利条約に基づいて、子どもたちは自分の意見を公の場で表明する権利があります。
2)納税の多寡に寄らず、条件整備の恩恵には等しくあずかれることを原則にします。
3)学校から外に向かって活動を広げたり、外から学校へ呼び込める機会を作ったりして、一方通行を避けます。
4)社会科、クラブ活動などを発展的に横断する発想から手がけることで地域素材を発掘できます。
5)マップは様々な組織や団体が個別に進めていることもありますから、口コミも含めて、情報集めを丹念にします。
6)マップを作ることが目的にならないよう、調査した材料を吟味し、よりよいものを求める投げかけや支援をします。
7)子どもも社会の一員であるという社会認識を学習していく過程が学習課題になると考えます。