総合学習バーチャル実験室
高齢者とのくらし
1 高齢者の生活の場をつかむ
家族という枠組みの中から特異な存在としての高齢者になっていませんか?
「年寄り」という先入観をすてて、一人の人間としての出会いをしていますか?
生活の場を整理しました。
・ 家族としてくらしている人たちは同居世帯です。
・ 高齢者だけがくらしている家族は老人世帯です。
・ 一人で高齢者だけがくらしているのは独居老人世帯です。
・ 特別養護老人ホームにいる人たちは介護を受けながらくらしています。
・ 老人ホームでくらしている人たちがいます。
交流の場を整理しました。
* カモメールで暑中見舞いの手紙。
* ハートメールで敬老の日をお祝いする手紙。
* 年賀状で新年のお祝いの手紙。
* 学校行事への招待の手紙。
* お飾りづくりの手ほどき。
* 竹馬づくりと遊び方の手ほどき。
* 竹とんぼづくりと遊び方の手ほどき。
* たこづくりと遊び方の手ほどき。
* お手玉づくりと遊び方の手ほどき。
* コマづくりと遊び方の手ほどき。
* 風車づくりと遊び方の手ほどき。
* あやとり遊び。
* カルタ遊び。
* よもぎもちづくりの手ほどき。
* 童謡を歌ってプレゼント。
* 似顔絵を描いてプレゼント。
* 花の苗を育ててプレゼント。
* ゲートボールのゲームのしかたとゲーム。
* グラウンドゴルフのゲームのしかたとゲーム。
* 昔話を聞く。
* 自慢話を聞く。
* 世間話を聞く。
* 施設の中の仕事を手伝う。
* 肩たたき、マッサージのサービス。
2 高齢者理解の道筋
−いつか歩んだ道、これから歩む道−
どこまでプラス思考ができるでしょうか?
・ 手先の器用な方がいます。
・ 遊びのコツをよく知っている方がいます。
・ おはなしが大好きな方がいます。
・ 得意なことには熟達した方がいます。
・ 手紙が大好きな方がいます。
・ 慎重に歩く方がいます。
・ ゆっくり低い声で話すと伝わりやすい方がいます。
・ 大きい文字が読みやすい方がいます。
・ 手を握っていると安心する方がいます。
・ 話すよりも音楽が好きな方がいます。
・ 文字よりも絵が好きな方がいます。
・ 身だしなみを気にしないおおらかな方がいます。
マイナス思考がプラス思考に変換できますか?
− 同じことを繰り返して話す。
− 危なっかしいぐらい動きが遅い。
− 話していることが通じなくていらいらしてくる。
− だらしなくて、いやなにおいがする。
− 読みにくい、幼稚な字を書く。
− 言ってることが不明で、大きい声だとこわい。
− 思いこみが激しい。
− 入れ歯が気持ち悪い。
先入観や固定観念「年寄りはこうしたもんだ」を振り払って
一人の人間として交流して欲しいと願っています。
3 交流から出てきそうな課題
・ くらしやすい家、建物、施設はどんな工夫がしてあるか?
・ くらしやすい施設にするために自分たちでできることはないか?
・ 知り合いから、友達になっていくにはどうするか?
・ 本当に援助できることはなんだろうか?
・ 相手に自分の思いや考えを伝えるにはどんな方法があるか?
・ 人の自慢を学んで、自分の自慢を作るにはどうするか?
・ 25年、50年先の自分の生き方をみつけられるか?
・ 交流を続けるにはどうしたらよいか?
・ 本当の願いや思いをつかむにはどうしたらよいか?
4 子どもたちの思いにずれがないか気にしてほしいこと
* いいことしているんだという、独りよがりはないか。
* 親切のつもりが、おせっかいになっていないか。
* その場限りの対応に終わっていないか。
高齢者=障害者=福祉ではないことを知って、展開されますように!