保険
「訳のわからん保険にいっぱい入っているようなんだけど、整理する方法はないかなあ。」
『月々たいした額じゃないし、なんかあったときには金が出るんだから、得したような気分で契約してますね。』
「そうなんです。おいしそうな話をされて、たたみこまれるようにはんこを押してるんです。」
『損害保険ではあり得ないようなことが、生命保険ではあるんですね。』
「そういえば、自動車、火災、地震保険は重複加入してないですねえ。」
『生保は補償、積み立て預金、運用益、年金配当など長期のリスクと補償をおいしい話にしています。今は運用益でこけてますよね。』
「貯蓄は貯蓄で、儲け話は投資で、年金は年金保険で契約すれば、すっきりするのにどうして、セット販売するの?」
『貯蓄も、年金も、生保も、損保も資金を集めて運用しているから成り立つので、取り扱い可能な商品を長期契約しようとするんです。』
「子どもが自立すれば生保もいらなくなるし、死んでしまえば年金も無駄になるし、貯蓄しても利息はスズメの涙。」
『医療費が高い分、傷害、入院などの特約だけ続けたり、掛け捨ての正味補償だけを扱う生保がすっきりするのじゃありません?』
「目的にあわせて契約する損保と同じ考え方でいいわけですか。」
『そう。要は契約会社の信用度を知ることです。借金と支払い能力が不透明な部分がまだまだありますから業界紙の情報もか欠かせません。』
「解約方法ってのも不透明なんですが?」
『そう。契約時は親切で、保険金請求も親切なのに、解約手続きについては説明や連絡先が整っていないものが多いのはどうしてでしょう。』
「会社にとっては安定な運用資金を集めたいんだ。」
『貯蓄型生保は底値ですから、とっくに見切りをつけちゃいましたよ。結構バブルの時だけ貯まってましたよ。』