実践事例を見る(41)
 「総合的な学習らんど」のWEB上に紹介している学校のリンク先をたどりました。
学校名 今治市立鳥生小学校
所在地 〒794-0811 愛媛県今治市南高下町3丁目3-17
URL http://toriu-e.esnet.ed.jp/
電話 電話 0898-33-1221 Fax 0898-25-0038
学年 3年 鳥生名物れんこん
4年 地域の環境を守ろう
5年 食を取り巻く環境を考えよう
6年 平和について考えよう
テーマ
主体的に取り組み、自己の生き方を考える総合的な学習(命のつながり)
カテゴリー 地域、環境、平和

 プロジェクトを組んでの総合的な学習の実践です。菜の花を学習素材にして、環境、エネルギー問題にアプローチする展開に興味をそそるものがありました。以下にプロジェクトに出てきている題名をパワーポイントのWEBから引用しておきます。

平成14年4学年
1 菜の花プロジェクト 自然エネルギーの活用 循環型社会をめざして
2 「菜の花」から「菜の花」へ種を守ろう
種をかりとろう
種を乾燥させよう
菜種だけにしよう
油を作ろう
児童が考えた菜種油しぼり
菜種油しぼりに成功
ひまわりの油しぼり
ごまの油しぼり
油を利用しよう
油の違いによる味の違い
油の違いによる明かりの違い (あんどん)
廃油を利用しよう
バイオディーゼル燃料
油粕を使ったぼかし作り
廃油石けん
地熱発電地熱発電
風力発電
マイクロ水力発電
火力発電
太陽光発電
原子力発電
水力発電


 環境、エネルギーの問題解決に当たっては、循環型社会の実現をめざす手法がドイツの一部地域で実践されてきました。
 以前、ドイツ在住の日本人の方と情報交換をしていましたが、「ミミズのカーロ」のようなゴミ処理問題をドイツでは全国的に展開しているのか問い合わせました。循環型社会をめざして部分的に取り組まれていることではないかという答えでした。ゴミの分別だけ見ても、ドイツ国内では日本同様、地域格差が大きいという話でした。一時的なブームに流されることなく、草の根的な取り組みが継続され、じわじわと広がりを期待するような状況のようです。
 環境問題に取り組むとき、避けられない原則があります。基本になるのは問題意識を持って、自らの意識改革を進めることです。有用な考え方や実践行動が個人に身に付いてこそ、学習の成果があったと判断できるものですから、生涯学習につながる部分も大きいと思います。つまり、実践課題を見つけ、子どもたちが積み上げていくきっかけづくりを担うところが大きいと思います。