学びのモデル
 そろそろ具体的に学びのモデルを示してみたいと思います。

 5年の社会科、6年の理科、どちらでも扱える実践です。1個のジュースが入っていたアルミ缶を提示します。「アルミ缶のよいところと問題になるところを書きなさい。」と指示します。
 「さびにくい」という発見があれば、よい方でもよくない方でも取り上げられます。あとは「自分が見つけた問題を解決してみなさい。」と指示して、集めた情報を根拠に自分の考えをまとめます。環境問題や資源のリサイクルに発展するかどうかは子どもの発想次第です。

 生活の中での日常的な場面の事例です。私自身が学ぶことをどのように取り入れているかという事実です。
 ネットサーフィンをしていると惚れ込むページはブックマークを追加していました。でも人に伝えたいとき、メモ書きすると面倒くさいなという気持ちが出てきました。逆に人からURLのメモをいただいてそれをテキストで打ち込むのはとっても煩わしく感じました。お互いメールとかホームページを持ったもの同士なら、手軽に情報交換ができるのですが、そこで公用、私用の制約がさらに伝えにくさを倍増させていました。「メモは一回だけですませ、テキストを打ち込む手間を省くにはどうしたらいいか?」ブックマークのファイルをコピーしてはどうか。ブラウザが違うと使えない。リンクを貼っていけば至極共通に簡便になるが手間がいるし、コピーがさらに面倒。
 結局、行き着いた解決方法が、テキストファイルにして、フロッピーで配ればコピー&ペーストで簡単にブラウザにも貼り付けて接続できるし、欲しい人にデータをコピーして配れることになったわけです。
 タイピングが速い人、操作をよく知っている人には無用なものかもしれませんが、子どもたちにURLを示すときには重宝すると予想しています。
 共通するのは「あれ?」「どうすればよいか」「どうなっているのだろう」「なぜなのだろう」といった素朴な疑問を展開するきっかけづくりを練習することです。